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成功しちゃう「人脈」はじつは公私混同ばかり (夏川賀央)

評価:
夏川賀央
ナナ・コーポレート・コミュニケーション
¥ 1,260
(2008-11-05)



「人脈を広げる」というと、
真っ先に異業種交流会やセミナーを思い浮かべます。


ところが、参加して名刺交換してみても
これといった出会いにつながらなかった、
なんて経験は多くの方がお持ちだと思います。


なぜこうした効率性を重視した行動がうまくいかないのでしょうか?
著者は、もっと身近な人(=非効率になっている関係)に目を向けて、
自分を変えていく方法を紹介しています。


今回はできるだけ多くの項目を紹介したいため、
いっきに立ち読みのポイントへどうぞ。
 ↓  ↓


──────────────────────────────────────
■本書の構成


第1章:非効率な人脈こそが大事な人脈
第2章・第3章:自分に素直な(自分らしい)行動を取るメリット
第4章:相手への期待の仕方
第5章:公私混同、楽しさを優先するメリット
第6章:自分の夢に人を巻き込む方法
第7章:人に対する優しさを持つ


──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント


⇒85ページ・115ページ【 自分優先の人間関係のメリット 】


皆さんが最近「苦手だな〜、あの人」と感じる
人間関係を思い出してみてください。


思い出しましたか?
どんな場面で"苦手"と感じるのでしょう?


そう、人間関係で一番疲れるのは、「下手に出ること」です。
皆さんも上司や部下、取引先、プライベートでは家族やあるいは恋人に、
かなり気を遣って過ごしているはずです。


著者は、「特別な人脈」づくりを目指すのではなく、
素の自分の状態を受け止めてくれる人を大切にしろと言っています。


まず、自分が素でいて苦痛がないこと。
そしてここが重要なのですが、
素を受け止めてもらうためには、自分にそれだけの価値がないといけません。


多くの人脈本が書くように、
聞いてもらいたいこと・話したいことを集め、
自分から情報を発信していくことがいい出会いにつながるということです。


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⇒155・161〜163ページ【 夢には人を巻き込む力がある 】


ここでは、NTTドコモでおサイフケータイを開発した
平野敦士カールさんの逸話が登場します。


おサイフケータイのような電子決済システムの開発には、
当初様々な困難があったようです。


しかし平野さんは至るところで自分のアイデアを語り、
実現を諦めません。


そのうち、各方面で解決策を提示してくれるパートナーが出始め、
どんどん良質のアイデアが飛び込んでくるようになったそうです。


―きっかけは、平野さんが夢を語ったこと。


夢を持っている人間は最強だな、と最近とみに感じます。
まるで子どものように、主張し、お礼を言い、
周囲を巻き込んで成長していきます。


頼まれる側は、自分の夢を重ねる部分もあるので、
そのうち頼まれなくても応援したくなってしまいます。
この点は本当に子育てに似てる!


会社でも、はっきりとした夢を持っている人は少数派です。
まだよくわからないという人や、生活がかかっている人、
あるいは会社の成長そのものがいきがいの人もいます。


しかし、夢を持っている人は個人で局面を動かしていくことができます。
周りが助けてくれるから。


そのためにはまず、夢を語れる大人になりたい。
―これが私自身、最近の専らの願いです。


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⇒35ページ・183ページ【 ウィン‐ウィンではなく、ギブアンドギブ 】


主催者として、イベントを成功させるコツって何でしょう。
スター級のゲストを呼ぶこと?お客さんをたくさん集めること?もちろん重要です。


でも一番は、「スタッフ全員が同じ目標でつながっていること」です。
これがブレている組織は脆弱だし、強固な組織はお互いの信頼関係が違います。


多少自分にとってイヤなことが発生したとしても、
全体の中でそれがどういう位置づけなのかがわかれば、それは苦になりません。
全体として大きな目標に一歩近づくのですから。
「大のために小は忘れる」マインドが必要です。


著者は、「ウィン‐ウィン」という関係は、
お互いにメリットがなくなったとき解消されるものだと警鐘を鳴らしています。
太く長い人間関係にはなり得ません。


逆に、「ギブアンドギブ」という発想を持つことで、
自分が進んで何度でも助けたくなる関係は長続きします。


イギリス英語では、サンキューの返礼として「マイ・プレジャー(私の喜びです)」
という返しがあることを紹介し、
自分の喜びと思える人間関係の構築が大事だと述べています。


──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。


タイトル(1)★


タイトルの第一キーワードが「人脈」なら、
第二キーワードは「公私混同」ということになります。
たしかに本文中でも「公私を超えた付き合いが人脈を太くする」ことが語られています。
しかしそこは本書が持つ数ある魅力のうちの一つであって、
より大きなキーワードは、「身近にいる好きな人を人脈にする」ことです。
「公私混同」が強いフレーズかというとそうでもないので、
タイトルで少し損をした印象です。
裏面のオビにあるキャッチがだいぶ的を得ています。
 ↓  ↓
「嫌い」なスゴイ人より「好き」な身近な人を大切にしろ!


ナレッジ(3)★★★


いわゆるテクニックという意味でのナレッジは入っていません。
異業種交流会やセミナーなどで手っ取り早い人脈をつかみたい
場合は本書以外をおすすめします。
しかし、本書はそもそも人脈に対するスタンスが異質で、
今ある人間関係をどう開花させるか、
その考え方を記したものです。
まず自分自身を振り返ることから始まるので、
ひと通り弾を打ちつくして途方に暮れている方には
新たな視点を提供してくれることでしょう。


スキーム(2)★★


多くの項目が1ページ半で編集されているためとても読みやすいです。
ひとつひとつの見出しも工夫されていて、
『なぜ「飲みニケーション」はうまくいかないのか』など、
現状を確認する項目も多いため、
立ち読みの際に目次を見ていて気になる箇所を探しやすいですよ。


総合(4)★★★★


実際に自分自身が「身近な人脈でアタり始めている」時に読むと
すごく納得できる・考え方が深まる一冊です。
人脈が広い人は、方々で誘いの声をかけて回っています。
その付き合いを「特別なビジネスパートナーにはなり得ないから」という理由だけで
バッサリ切ってしまうのはもったいないこと。
自分が一緒にいて居心地がいい人とは
自分からどんどん情報を発信してぶつかっていくべきだと
気づきをもらえる一冊です。

 

| ヒューマンスキル(コミュニケーション・話し方・人脈づくり) | 19:44 | comments(0) | - |pookmark
プレゼンの上手な話し方 (福田健)

評価:
福田 健
ダイヤモンド社
¥ 1,575
(2008-12-12)



最近マンガ喫茶に入って、「島耕作」シリーズを読んでいます。
連載開始当時課長だった島耕作が、今は社長です。


「課長編」なら読んだことあるよという方、
ぜひ「取締役編」以降を読んでみてください。内容が違います。


というのは…内容にもよりますが、
普通のマンガは1冊読むのに、20〜30分あればいけます。
ましてたくさん数を読みたいマンガ喫茶でなら
なおさら飛ばし読みが基本です。


しかし、「取締役編」以降の島耕作は、
とにかく登場人物のセリフが長い!
大抵が国をまたいだビジネスにおける
市場概況の説明とあいなるわけですが、
島耕作が手がけるビジネスを理解しようと思うと、
ある程度我慢読みが必要なわけです。


時間を計ってみると、1冊約50分!
お得意の3時間パックで3〜4冊しか進みません(泣)。
まったくもってマンガ喫茶で読むのに向かないものを
読んでいるなあと思いました。


さて、そんなわけで
課長〜部長時代は人脈を使った情報収集が主だった島耕作の仕事も、
取締役就任以降は情報発信を求められています。
自分ならどんな風に市場を変えていくかということについてです。


このマンガがいい代表例のように、
私たちは子どもの頃から「偉い人の話を聞く」習慣が根強いです。
社会に出て相応の役職に就いて、
初めて意見を求められる機会が出てきます(多くの場合)。


私たちが「プレゼン」という言葉に高い関心を払っているのは、
それだけ大人になってから学習するテーマとして
喫緊の課題になっているということですね。


少しプレゼンと関係のない箇所をご紹介しますが、
さっそく「立ち読みのポイント」をご覧ください。


──────────────────────────────────────
■本書の構成


第1章:プレゼンターとしての心構え
第2章:聴衆のスペック確認、話の組み立て方
第3章:導入部の持っていき方
第4章:気をつけるべきこと、ワンランク上の話し方
第5章:相手とのコミュニケーションの取り方


──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント


⇒207ページ【 お客様から出るNOの種類 】


プレゼンというより、営業現場にて聞かれる「お客様からのNO」。
著者は、NOの内容を以下のように分類して突き止めるべきと提案しています。


1)アプローチのまずさからのNO
2)とりあえず言うNO
3)自信のなさからくるNO
4)強い口調で決めつけるNO
5)不信感によるNO


私たちは往々にしてお客様からの真意を図りかねて
「NO」を額面通りに受け取ってしまうことがあります。


営業では「NO」と向き合って科学的に処理する必要があり、
まずは本書が言うように、「説得はNOから始まる」ことを
マインドに刻み込むことが大事です。


──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。


タイトル(0)−


同様のタイトルが多い中、何のひねりもないタイトルです。
書店で面展開している新刊時には手に取ってもらえても、
1冊で棚差しになったときはどうするのでしょうか。
本書のミソは第5章の「プレゼンとは説得すること」にあるため、
たとえば「説得力倍増プレゼンのコツ」など、
内容の強みと合致したタイトルがいいかなと思いました。


ナレッジ(1)★


プレゼン本や話し方本を初めて見る人には、
「なるほど」と映る箇所もあるかもしれません。
でもビジネス本好きである読者の皆さんのステージを考えると、
まったくもって新規に学ぶところはない内容です。


スキーム(1)★


第5章がなかなかイイのですが、
そこにたどり着くまでが紋切り型の話し方講座のオンパレードなので、
話し方本と大差ない第1章・第2章は
読み飛ばした方が時間を節約できます。


総合(1)★


プレゼン本が欲しければ買ってはいけません。
「教科書」にはなりますが、
基本的に巷の話し方本の域を出ていません。
しかし、営業職の人は別です。
立ち読みのポイントでご紹介した部分は
営業マインドを形成するにあたって大事だと思われ、
場合によっては購入も検討してみてはどうでしょうか。
 

| ヒューマンスキル(コミュニケーション・話し方・人脈づくり) | 12:07 | comments(0) | - |pookmark
人に好かれる笑いの技術 (アスキー新書/鶴間政行)
JUGEMテーマ:ビジネス



営業にとって一番大切なものは何か?と訊かれたら、
迷わず「自信です」と答えます。

では、ビジネスにおいて一番大切なものは何か?と訊かれたら、
皆さんはどう答えますか?


色んな回答ができます。
リーダーシップ、ホスピタリティ、協調性、交渉力、調整力‥


その中で私がどうしても外せないベスト1を上げるとしたら
「ユーモアセンス」だと思っています。


新卒で入りたての頃、こんなことがありました。
当時(新卒なのに)SVのような仕事をしていて、
しかも前任者の急な降板で本来新人が担当しない厄介なFCオーナーを担当していました。


車で高速を飛ばして会いに行くのですが、
交渉事がスムーズに行くと思えず、かなり重たい気分でいました。


と、そのところ、中途入社でチームサポートに加わった開発スタッフの方が、
「まあ落ち込むな。これでも聞いてけよ」と言ってCDを手渡してくれました。
―見るとトランスのCDです。


「まじっすか!?アゲアゲな感じで行けと?わかりやした〜」と言って
玉砕するまではその状況を笑いながら車を走らせたものです。


よく聞いてみると、その開発スタッフの方も営業同行で
苦手なオーナーのところに行く時に気を紛らわすために聴いていたそうです。


その時に思ったことは、
「状況がどうあるか」よりも「状況をどう感じるか」が重要なんだということ。
こんなユーモアセンスは自分にはなく、
その人のありがたさを身にしみて感じました。


営業をしているとどうしても数字合わせやお客様とのやり取りの部分で
ぎすぎすしてきますから、
チームの中に必ず1人はこうした楽天家を置いておくべきです。


逆に自分自身もユーモアセンスを磨くことで、
自分の身を守ることができます。


──────────────────────────────────────
■本書の構成


第1章:息が長いタレントの魅力(小堺一機、関根勤など)
第2章:欽ちゃん流教育法
第3章:企画の発想法
第4章:要領いいコミュニケーション力を磨くためのトレーニング法


──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント


⇒138ページ【 過去の話より未来の話 】


旧友と話す時に、
どうしても「こんなことがあったよね」という会話に落ち着きます。
もしくは昔使っていたボケをもう一度引っ張ってきたり。
気心が知れすぎている分、会話はマンネリ化してくるのが悩みのひとつです。


著者の見立てでは、
「過去志向の話はそこで終わってしまう。会話は未来志向で」ということです。
どういうことかというと、たとえば本書の中では運動会を例にとって、
自分たちの運動会を話すのではなく、ブラジルの運動会を想像してみよ、
そこから新しい発想や会話が広がる、というアドバイスが記載されています。


なるほど、会話は「新しく想像する領域」がないと続きません。
だから私たちは最初に質問をしてその糸口を見つけます。


----------------------------------------------------------------------------


⇒147ページ【 会話を発展させるトレーニング 】


著者がよくやっている日常の挨拶を使ったトレーニングが紹介されます。
以下、本書から抜粋のうえ要約したものです。


「おはようございます」
「おはようございます。おや、どちらさまでしたっけ?」
「源頼朝です」
「失礼しました。いい国づくり大変だったでしょう?」
「妻の北条政子と力を合わせてがんばりました」


さて、ポイントはまず「いい国づくり〜」のくだりです。
頼朝に関するネタで次につなげようとしています。


そしてそれを受けて頼朝が話に乗っかることで政子が登場する。
延々と続きそうです。


私たちは通常、会話の切り口に目を向けがちです。
ここでいうと「どちらさまでしたっけ?」「頼朝です」のところ。
これだけでもおもしろいと思ってしまう。


でも芸人や放送作家の人は、
そこからどう笑いを発展させるか常に考えているんだな〜と
学ぶことができる事例です。


──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。


タイトル(2)★★

シンプルかつ笑いを学びたい人の欲求に答えるタイトルづけになっています。
新書なので問題ないのですが、
特にひねりも感じないので★2です。


ナレッジ(2)★★

タレントの笑いを分析(ネタの分析ではない)する点では、
第1章では類似本に無い人数が取り上げられています。
しかし、人数の割に分析はさらっとなので、
ここはもっと深堀りして欲しかったな〜という印象です。


スキーム(2)★★

欽ちゃんからの教えを大事にしている著述で、
頭から読み出すとややじれったい感もあります。
私は即物主義なので、第3章・第4章から読み始めました。
新書なのでサクサク読みたいですね。


総合(2)★★

後半に思考力を鍛えるトレーニングもたくさん紹介されていますが、
やはり笑いへの”姿勢”を学ぶ意味合いが濃く、
このブログで紹介している類似本への慣らしとして
読んでみるといいと思います。


| ヒューマンスキル(コミュニケーション・話し方・人脈づくり) | 21:04 | comments(0) | - |pookmark
プロ直伝「ギャグ返し」講座 (浅井企画放送作家セミナー)

評価:
浅井企画放送作家セミナー
講談社
¥ 1,260
(2007-09-28)
JUGEMテーマ:ビジネス


世の中にはバツの悪い瞬間がたくさんあります。


私はツタヤでバイトしていたことがあり、
男性諸氏はしょっちゅう(?)気まずい思いをしていることもあるのでないでしょうか★
(↓↓以下、女性の皆さんは苦笑いしながら読んでくださいね↓↓)


エッチビデオの貸し出しについてゆうと、
実は店員側からするとあまり意識していません。
「あ、エッチなビデオだな」くらいです。


逆に借りる側になるとけっこう気まずく感じるもので、
「こういう趣味があると思われたらどうしよう」(多少あるから借りてる)とか、
「人妻ものと女子高生もので両方借りたいけど矛盾しているだろうか」(どうでもいい‥)とか、
何かと気を回します。


女性スタッフでも、
親しい人が借りる場合にタイトルで「うわっ」と思うことはあるそうですが、
基本的に自分も恥ずかしくなってしまい、
それどころではないそうです♪


さて、対スタッフについてこれでよしとします。
問題は、やはり同級生や同僚に出くわした時です。


「よお、久しぶり!」
「お、おう‥(あんまり会話したくないな)」


「で、それ何借りるの?」
「それは‥」(ジ・エンド★)


こんな状況下では、
おそらく言葉に詰まってしまう(取り繕おうとしている)ことが恥ずかしいのであって、
何か気の利いたひとことでも思いつけば、ぜんぜん恥ずかしいことはありません。


こんなときに普段からの発想法の違いがものを言います。


自分のようなシャイニーズは、
「正直に答えても恥ずかしいし、かと言ってウソついても明らかにバレるし」
と逡巡してしまします。


本書のオビにあるように、
「シャイ人間よ、ピンチをチャンスに変えろ!」が今回のテーマ。
「すぐ使える」のキャッチコピーも伊達ではないので、
さっそく読んでみましょう。


──────────────────────────────────────
■本書の構成


第1章:対上司編
第2章:社内外コミュニケーション編
第3章:オフの日編
第4章:異性コミュニケーション編


──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント


⇒190ページ【 メイド喫茶から出てくるところを目撃されたとき 】


冒頭のレンタルビデオ店しかり、メイド喫茶も恥ずかしいものです。
明らかにギャグだと伝わる空気だといいのですが、
回答に詰まってマジだと思われるとこっちが引きます。


本書から引用すると、
「メイド喫茶とか行くんだ?」
「行ってませんよ、ご主人様」


どうです、この返し。
さすがプロの人が考えるネタは切れ味が違う!
相手爆笑でそこから追及の意志も消え失せます。


要は、「乗っかる」ということです。
乗っかる対象は、相手の発言であったり、場のシチュエーションであったり。


シャイニーズは、自分の意図しない方向に物事が進むことを極端に恐れます。
だから発言も控えめなものに絞りがち。
ここはどーんと大船に乗るべきですね。


本書は上記のようなコメントが事例集的に出てきますから、
あとは自分が遭遇しそうなシチュエーションに応用を利かすだけです。


たとえば、会社でキャバ/クラブ/ラウンジのお付き合い後に
帰宅した後の嫁さん/彼女との会話。


「ちょっとこの名刺なに!?」
「ああ、新規の取引先だよ」


こんな感じで。‥言えればいいんですけど、度胸の問題もありますね〜。ヨヨヨ。


──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。


タイトル(5)★★★★★


ターゲットに対する趣旨が明快です。
自ら笑いを取る必要はないが、切り返さなくてはいけない人に向けた本であることを、
タイトル・オビ・まえがきからしっかりと読み取ることができます。
しかも著者名が「浅井企画」とテレビでよく聞く名前なので、
とても信憑性が持てます。この落とし込みは見事。


ナレッジ(3)★★★


大きく対人関係のシチュエーション別に章が大別されていて、
事例毎に始めの見開きで用例が出てくるスタイルです。
目次もこの用例に沿って構成されているので、
立ち読みの時に、「あ、これ気になる」と思ったところから
いくつか見ていくといいでしょう。


スキーム(2)★★


シチュエーション別に章別されていているところまではいいのですが、
ややもすると何でもありのウケねらい事例集の趣を感じています。
というのは、事例に対する考え方や、どうやってその発想に行き着くのかが
解説されていない、もしくは解説されている箇所がとても少ないからです。
応用を利かすことはできてもゼロから自分で発想できるようにならないと
意味がないので、せっかくの解説ページをシャイ人間の行動分析だけに
割いているのはかなりもったいないと思いました。
目次がきれいに並んでいるので★2ですが、
読み物的なおもしろさを求めてしまった部分を差し引くと★1でもいいところです。


総合(3)★★★


構成の難はあるものの、
本書のターゲットにあてはまっているシャイニーズは買いです。
そもそも何が・どんな会話が面白いのか思いつくことすら難しいので、
まずは買って読んでみてなるほどと感じることが一番です。
テレビでは芸人がばんばん笑いを取っていますが、
次から次へコーナーが入れ替わるので、振り返るには不向きです。
芸人さんが行っている瞬間的な笑いの連続を、
本書では切り取って見ていくことができるわけです。

| ヒューマンスキル(コミュニケーション・話し方・人脈づくり) | 21:22 | comments(0) | - |pookmark
プロ直伝 笑いの技術 (浅井企画放送作家セミナー)

評価:
浅井企画放送作家セミナー
講談社
¥ 1,260
(2006-11-23)
JUGEMテーマ:ビジネス


 
転職活動中の方、履歴書の「特技・資格」欄って悩みません?
特技も資格もそんなにねーよ!みたいな。
(仕事をされている方は、就活中の時のことを思い出してくださいね)

簡単に埋める方法をご紹介します。
「特技・資格」の発想からは外れることです。


それじゃあタイトルに沿っていないんじゃ‥ってその通りなのですが、
せっかくのPR欄なのにもったいないじゃないですか。


面接って、面接官の側からすると、
「最初の取っ掛かり」を求めているものです。


ですから、「へえ、目黒に住んでいるんだ」とか、
「私も前営業やっていたんですよ」とか共感できるネタでアイスブレイクしてくれるはずです。


その「取っ掛かり」をひとつでも増やしたいわけです。
いくつか方法を記載します。


   ≪ 特技・資格欄に代用できるネタ ≫


1)関心のあるテーマ
・マネジメント(経営)、アフィリエイト(WEB)などビジネスに活かせるもの
2)執筆中のブログ
・URLを載せる
3)好きなエンターテインメント作品
・映画、音楽、テレビ、ラジオ、雑誌、小説、マンガ、芸人など
※受ける業種により工夫してみてください。


このうち、「好きな芸人」ネタはけっこう面接官と盛り上がるかもしれません。
何と言ってもテレビメディアが一番共通点が出てくるものです。


さて、私は実際に、好きな芸人:ますだおかだと書いてしまっています。
特におかだプッシュです。


人によっては「おもしろいか?」と感じるでしょう。
実際最近はかなり微妙な芸風で慣らしています。


それでも彼がぎりぎりのところでスベリ芸人に入っていない(たぶん)ところは、
笑いの基本に基づいたウケで勝負しているからではないでしょうか。


彼はよく同番組内で同じオチを何度も使います。
そう、「天丼」です。そして同じオチでも、微妙に自虐的リアクションを変えてくる。
司会や進行役の振る側も安心して彼に笑い=オチを預けることができます。
「オトせる」レベルの芸人はもはや神状態で、番組にとって超貴重なはず。
私にとっておかだはそれだと思うのですがどうでしょうか?


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■本書の構成


第1章:笑いの8つの基本要素
第2章:会議や打ち合わせでの空気の読み方(場への関わり方)
第3章:会社の行事(社内行事・プレゼン)で相手の心をつかむポイント
第4章:仕事上のコミュニケーションにおける”いい笑い”
第5章:トレーニング法(アフレコ・人間観察など)の紹介


──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント


⇒60ページ【 会議への関わり方 】


話ベタな人にとって、常なる恐怖は「ネタがない」ことです。
常に「ネタがない」ことに怯えています。


でも本当は、”自分がおもしろいと思うネタ”が無いだけであって、
心の中では常にあれやこれや発想を巡らせています。


なぜそれを言わんのか?というのがこの箇所です。


テレビ局で行う企画ブレストで、
雑談がメインの進行の中、「しゃべれない」ことは「ありえない」というわけです。


気遣いできる人は、発言する前に必ずいったん自分の中で言葉を噛み砕きます。
「これを言って相手を傷つけないだろうか」とか、
「この話題はいま振っても盛り上がらないだろうな」とか、
そうこうしているうちに場の話題が次から次へ移動していって、
結果的に「しゃべらなかった」ことになってしまうわけです(泣)。


本当は第1章:笑いの8つの基本要素こそこの本の肝なのですが、
それを使いこなすには、やはり「しゃべれないから」「おもしろくないから」ではなく、
どのように関わったら自分を活かすことをできる(そして相手もハッピー)だろうか
という意識づけが求められるのだと思います。


私自身がコンプレックスを持っていていまだに解消されない悩みであるので、
そんなに簡単なことではないのですが、
技法は技法であって、「どんな場面で使うか」を想定して読まないと
この本おもしろかった〜で終わる危険性があります。


──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。


タイトル(3)★★★

この本が発行された当時(2006年)、
「笑いに対する考え方」を解説した本は珍しい状態でした。(これは今もそう)
雑誌「日経エンタテインメント」では、「あのタレントが好かれる理由」特集
みたいなものが定番ですが、
書籍として「笑いの中身」についてはあまり語られてこなかったように思います。
その意味でこのシンプルなタイトルも響き、
かつ表紙の「笑い」の赤字も目を引きます。


ナレッジ(3)★★★


すごくおもしろいのは88ページ。コンペを想定したプレゼンの例です。
まるでそのままコントにできるくらいおもしろく、
でも読み物的なおもしろさになってしまうため、
あえて立ち読みのポイントからは外しました。
あらためて思うのは、笑いは「どんな笑いを取るか」よりも
「どう響かせるか」「笑わなかったとしてもどうオチをつけるか」が重要なんだと。
かなり高度な技術ですが、参考になる事例です。


スキーム(4)★★★★


素人がまず知りたい「笑いの技術」(第1章)から始まり、
「なぜ笑わすことが難しいのか」という考え方、
そして「笑いのコツを掴むためのトレーニング」に終わる
非常に要点を押さえた構成になっています。


総合(3)★★★

あらためて読み返してみると、「この本読む人けっこうまじめだな〜」ということ。
だってその場になったら8つの技術のうちどれを使うかなんて考えていられません。
それでも気になるのだから自分ってけなげ?って思っちゃいます。
この分野に関しては、一般にはテキストらしいテキストを見かけないので、
本書の存在価値は貴重です!



余談ですが、最近の学園祭のミスコンはサイトでもプロフィールがチェックできるんですね。
自分も学園祭の実行委員をしていたこともあり、
どんなもんだべと思いながら母校の学園祭サイトを眺めていました。
そうしたら、ミスコン候補者のプロフィール↓↓
趣味:旅行、読書、散歩‥‥ぶ、無難すぎるっ!
あまり凝ったプロフィールにしない方がいい業種(?)もあるということですね。勉強になります。


| ヒューマンスキル(コミュニケーション・話し方・人脈づくり) | 21:29 | comments(0) | - |pookmark
オバマ演説集 (CNN English Express 編)

評価:
CNN English Express編
朝日出版社
¥ 1,050
(2008-11-20)



率直に聞きます。
バラク・オバマに興味がありますか?


Noと答えた方、率直に答えていただきありがとうございます。
おそらく多くの人がこの範疇であり、私もそうでした。


バラク・オバマ=「アメリカの政治家」であり、
ワイドショーが報じる以上のことには興味が湧きにくいことです。


私もまさかオバマ報道の加熱が下がった後に、
書店で現代政治の書棚を覗く自分の姿は想像できませんでした。


そんな私が本書を手にしたのは、
バラク・オバマ=「スピーチがうまい」と言われていることが気になったからです。


どのようにスピーチがうまいかは、
以下のサイトの解説が優れているので見てみてください。
↓↓                               ↓↓
▼オバマ上院議員の演説に達人の技を見た!
http://lifehacking.jp/2008/01/obama-speech/


このブログによると、
聴衆への呼びかけ方(あなたは→私たちは)や、
語尾の時制の使い方(完了形→未来形へ)が、
スピーチの内容と共に効果的に変化することで
聴く人の心を揺り動かしているということです。


マネージャークラスの方は、
会議などで部下の方の心を揺り動かす機会が多いですね。
振り返ってみると、スピーチがうまい人は、
「(あなたは)〜しなきゃだめですよ」ではなく、
「(私たちは)いっしょに〜していきましょう」という
しゃべりをしていることが多いです。


一見関係が薄いと思われる政治の世界も、
スピーチや交渉術の切り口から見てみると、だいぶ魅力的に見えてくるものです。
失言などもってのほかだと思いませんか。


──────────────────────────────────────
■本書の構成


・CNN放送によるオバマ氏の生い立ち、経歴
・2004年民主党大会基調演説「大いなる希望」
・民主党予備選ヒラリー・クリントンとの激しい指名争い時の演説
・指名受諾演説「アメリカの約束」
・勝利演説「アメリカに変化が訪れた」


──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント


⇒6ページ【 オバマ流スピーチ―イデオグラフ 】


演説の内容を注意深く聞いていると、
「(人種や貧富・教育の差を越えて)合衆国はひとつである」
これが彼の伝えたいメッセージなのだとわかります。


日本では「Change!」と「Yes,Wecan!」が有名ですが、
背景にはきちんとしたメッセージが込められているわけですね。


彼はシンプルなスローガンを繰り返すことで、
共和党の地盤でも勝利を収めるなど、
自身のメッセージを体現していったことが解説されています。


──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。


タイトル(3)★★★


どストレートなタイトル。
CNNからいくつか同種のムックが出版されており、
そちらはもっと英語学習寄りです。
本書は純粋にオバマ氏の生い立ちと演説内容に
そぎ落とした構成になっています。


ナレッジ(1)★


この本はこの本の役割を果たしているため、
後は自分が何を学び取るかによって変わってきます。
個人的には導入部にあるオバマ流スピーチの解説をもう少し読んでみたかった気もします。
立ち読みの時点でわかることなので、
皆さんも取捨選択してみてください。


スキーム(3)★★★


基本は米国選挙の流れとその背景がわかっていないと
せっかくのスピーチ内容もわからないものですが、
ページ下の単語の注釈でそのあたりをカバーし、
なんとか事前情報がなくてもスピーチを味わうことができます。
英文と対訳の見開きがうまい具合に処理されていて、
読みやすい・聞きやすい編集になっています!


総合(1)★


政治の魅力とはすなわち、政治家の魅力でもあります。
私自身オバマ氏に興味を持ったのは
スピーチで使われるレトリックがきっかけでしたが、
生声を聞いてみると、非常に情熱的で力強いものがあります。
この部分は、ごまかしがきかない。
だからこそ多くの人の心に響くのだなあと勉強になります。


 

| ヒューマンスキル(コミュニケーション・話し方・人脈づくり) | 18:38 | comments(0) | - |pookmark
笑われ力 (太田敏正・石原壮一郎)

評価:
太田 敏正
ポプラ社
¥ 1,260
(2008-11-14)


忘年会や合コンで何かと飲み会が多いシーズンです。
かなりの確立で話題に上るのは、"好きな異性のタイプ"。
皆さんはどう答えていますか?


考えてみれば小学生くらいの時から話題にしているこのテーマを、
社会人は社会人として「大人な」回答をしなくてはなりません。


先日の合コンで"勇猛果敢な右サイドバック"の異名を取る友人が、
驚くべき手法でウケを取っていたので紹介します。


彼は「今旬の子ならだいたい誰でもOK」という不可解な回答を用意していました。
メンズ同士の事前打ち合わせの段階ではさして発展しなかったのですが、
女の子にはバカウケでした。


普通なら「どの子もいい」=「誰でもいい」のイメージになってしまうところ。
本当にそうだとしても怖くて言えません。
しかし彼は言い切った。
そのことによって、「じゃああの子は?この子は?」というように会話が続くのです。


逆に男子がやってしまいがちなのが、「無難な回答」。
それこそ今旬の子を自ら並べていくと「ああ、ありがちよね」となってしまいます。
会話が発展しません。


あえて世間的に恥ずかしい好みであることを公言するリスクを取ることで、
周囲のツッコミのハードルがぐーんと低くなるわけです。


私はというと、B型好きを全面に出しているのですが、
本当のところをいうと"ぽっちゃり系"が大好きです。でも、言えない〜(笑)。
女性はけっこう自分の体型を気にしている子が多くて。
しかも"ぽっちゃり"のニュアンスがだいぶセンシティブなので。


『TOKYO1週間』12/2号を見ると、
「ポチャ女(ジョ)好き男子のホンネ」なるコーナーが。
「どんどん太ってもイヤじゃなかった」
「なんか安心感がある」
「性格がいい子が多い」
などなど、笑いながらうなづいてしまうのでした。


子どもの頃・若い頃には隠したかったことも、
大人になってみると意外と同じ立場の人がいたりして安心します。
むしろそれを武器にすることで、
自分にしかないキャラをつくることができる。


皆さんが隠したいこと・恥ずかしいと思っていることは何ですか?
そのままにしておくともったいない方の可能性を信じて、
ぜひ本書を手に取ってみてください。


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■本書の構成


第1章:笑いに対する考え方
第2章:笑われるための公式
第3章:話題に入るタイミングの待ち方
第4章:メールのやり取り
第5章:ネタの探し方
第6章:笑われることに対する心構え


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■立ち読みのポイント


⇒46ページ【 ダメな自分は必ずしもイヤな自分ではない 】


ここでは、泳ぎがだめな自分を例に取って、
自分は泳げない→バレないようにしたい→海に行く誘いを断る
という流れは避けましょうと書いてあります。


むしろ、泳げないことを予め伝えておくことで、
周りが泳がなくても楽しめることを提案してくれるかもしれない
とヒントを示しています。


このブログでもたまに触れている通り、
私は最近までバーベキューにあまり行きたいとは思っていませんでした。
自分が何か特殊なことをする必要があるのでは?という
過度な使命感(?)があったからです。


でも、「食べてくれる人がいるから作る人も楽しい」という構図がわかってからは、
ただ参加するのも企画するのも楽しくなりました。


要は、気まずくなる前に素の自分を発信してしまい、
一緒に笑ってしまうこと。
そこでなお冷やかしてくる人とは縁を切ればいいだけです。


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それでは5点満点での評価です。


タイトル(2)★★


「笑わせるより笑われろ」とはよく言われます。
これをシンプルにいうとタイトルの「笑われ力」という言葉になります。
オレンジの装丁に白字で「笑われ力」と書いてあり、
インパクト抜群ですね。


ナレッジ(3)★★★


第2章で紹介される「笑われるための公式」及びその具体例、
ここが本書のキーポイントです。
私たちが使いやすいように、公式も非常に具体化されているのですが、
いざ日常的に使いこなせるかというとかなり難しい!
常日頃ネタになりそうなことを考えている必要があるなあと
考えてしまう次第です。
詳しく取り上げませんでしたが、
第4章のメールを送る上での+αのテクニックもかなり参考になります。


スキーム(3)★★★


流れとしてはすごくいい出来で、
考え方→公式→実践例→準備方法→トレーニングと展開します。
しかしなんというとか、
これだけ丁寧に提示されても"使える気"にならないのが
この本の不思議なところ。


総合(2)★★


立ち読みの時点では、第2章(笑われるための公式)や第4章(メールのやり取り)などの
即効性のあるナレッジに惹かれて購入したものの、
じっくり読んでみると第1章(笑いに対する考え方)が光っています。
ここでは、笑いの裏側にある要素として、
誰にでもあるコンプレックスや欠点とどう向き合っていくか付き合っていくか
が記されており、少し自己啓発寄りの内容として楽しめます。

| ヒューマンスキル(コミュニケーション・話し方・人脈づくり) | 21:55 | comments(0) | - |pookmark
投資効率を100倍高めるビジネス選書&読書術 (藤井孝一)

評価:
藤井 孝一
日本実業出版社
¥ 1,575
(2008-10-23)


意外なことに、「ブログをやっている」ことはけっこうインパクトがあります。
私の場合、ブログのテーマ以上は明かしていないのですが(恥ずかしいじゃないですか〜)、
相手から興味を持って質問されます。


思えばブログって時間をかけてまで公開したい趣味みたいなものなので、
趣味や特技といった通常私たちが最初に知りたい相手の情報と
よくマッチするのでしょうね。


ブログによって、その人が
「今どんなことに関心があるのか」(最近のエントリー)
「どの分野のナレッジを積み立てているのか」(カテゴリ)が明らかになってきます。
ん〜、ブログってすごい。


続けるのもまた容易ではありません。
更新しないと逆にかっこ悪いじゃないですか!(よくこんなことが言えたものだ‥)
そのへんがミクシィと違って油断ならないところです。


私の場合、ビジネス本書評をドメインにしているので、
それなりに産みの苦しみがあります。


最初の関門は、やはり1冊の本を読みきるということです。
買った本のテーマに”今”相当の関心がないと未だに最後まで読みきれません。
マンガがすらすら読めるのは続きが気になるからですよね。


↓↓ここで私なりに本書にならって選書&読書術をまとめてみたいと思います。 ↓↓


≪選書≫
  ・タイトルや装丁で気になる本は取り合えず手にとってみる
  ・まず目次を見て気になるテーマやナレッジがあるか探す
  ・気になるテーマやナレッジのところを2〜3箇所立ち読みする
  ・役立てそうだ、読み物としておもしろい、読み切れそう、を条件にジャッジをする
  ・気になる本は間を置かずその場で買う


≪読書術≫
  ・買ったらできるだけ早いうちに読む(2週間くらい)
  ・読む時間は週末や昼休み、読む場所はカフェに入る
  ・気になる箇所は赤ペンでアンダーラインを引く(読書時、赤ペンは携帯)
  ・読み終えたら赤ペン箇所を見返して特に気になった箇所に付箋を張る


こんな感じです。
たくさん読んでいても進まない本は進まないし、書けないときは書けません。
ジタバタせずに大枠で見たときに習慣化されていればよしとしています。

面倒なことをいかに面倒でなくすか、
本書では私が実践する読書術より先を行くナレッジを教えてくれます。


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■本書の構成


第1章:読書を始めるメリット
第2章:本の選び方・探し方
第3章:活きた力にする読書法
第4章:読後の姿勢
第5章:読書をきっかけにした人脈の広げ方
第6章:読書レポートの作成法


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■立ち読みのポイント


⇒24ページ 【 従業員貸し出し制度 】
⇒152ページ【 知識の共有 】


著者が経営する会社では、
著者の蔵書を社内で貸し出しできるそうです。
自分がやりたかったことをやられてしまったな〜という感じ。
ていうかなぜ多くの企業はこれをしない!?


本を買うのはお金がかかるので、
現実的な問題としてキャリアップに執着していないと
普通の人はそうそう何冊も買えません。


「あのテレビ番組おもしろいよ」とか、「あの店おいしいよ」とか、
私たちはメディア以上に親しい人の意見を参考にしています。


同じ企業で同じ事業領域に関わっているなら
求められるスキルは同じテーマであるはずなので、
なおさらナレッジを共有しない手はないわけです。


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⇒94ページ 【 具体的な読書術 】


読書に最適な時間として電車での移動時間が挙げられます。
TOEICなどの勉強法本でもよく紹介されているように、
他に何もできないような状況の方がかえって読む気になるわけです。


でも、電車内で上記の読書術を実践すると問題が‥
そう、アンダーラインを引く時に手元がブレるのです。
平地を走る路線だといいのですが、アップダウンがある路線だと引き損ねます。
(授業中、居眠りした後のノートのように)
これはけっこうストレスになっていたので、カフェが最適という結論に行き着きました。


この章で紹介されている読書術は3色ボールペン方式の先を行く
”使える”読書術です。


たとえば、アンダーラインは該当箇所すべてに引くのではなく、
行の文頭に横線を引っ張って「!」印をつけるなどの工夫が紹介されます。
言われてみればなるほどなのですが、
日本人は消費が早いわりにモノを大事にする癖があるせいか、
けっこう本を汚すことに抵抗を覚えます。
(カバーの上に書店のカバーをかけるくらいだから‥)


他にも、思ったことを余白に書く、裏表紙にメモをまとめるなど、
”使い倒す”ワザがたくさん紹介されます。
結局読んだことをブログやツールで公開するとなると
振り返りのしやすさが重要になってくるわけで、
活きた読書をいかにするかはとても大事なわけですね。


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それでは5点満点での評価です。


タイトル(3)★★★


書店に行くと速読本や要約本が増えてきています。
それだけ短時間に良いものを吸収したいご時勢、
まともに中身を読んでられないわけです。
でも、本当に大切な本は内容をしっかりと押さえていきたいもの。
昔、予備校で現代文読解を教わったように、
自分なりにどう読むかスタイルを確立する必要があります。
著者がメルマガで読書レポートの実績をつくり、
今度はその読書術ノウハウを公開するという流れなので、
タイトルの『選書&読書術』は説得力が高まります。


ナレッジ(5)★★★★★


本は基本、自己完結型メディアのように思われます。
広告宣伝を考える時でも、
テレビよりも雑誌の方がターゲットをセグメント化できることはよく言われています。
合コンで、お笑い番組の話は出てきても、本や雑誌の話はあまりしません。
プライベート性が高いからですね。
しかしそこを逆手に取って、
人と話すときにはプライベートなことを話すほど親密度は増しますから、
同士であれば本をきっかけに話題を広げることができます。
著者が趣味としてだけでなく仕事の人脈構成にいかに本を活用してきたかにも
触れられているため、”読書”の幅を広げてくれる内容になっています。


スキーム(5)★★★★★


書評を書いている人の著作だけに、まとまってます。(私と違って‥)
ぱっと見、箇条書きでナレッジが連ねてあったり
チェックシートがついていたりして、簡潔すぎる印象を受けますが、
通して読むとそんなことはありません。
選書〜読書術〜レポート作成術〜人脈構成という流れが
この本を読むモチベーションときれいに相関しており見事な構成です。


総合(4)★★★★★


いわゆる読書ノウハウ本は身にならない傾向がありました。
「ブログで公開するといい」のようなメリットや
「細切れの時間を使おう」のような時間術の紹介に留まります。
私たちが知りたいのは、その先の「どんなブログが書きやすいのか」とか
「どんな文体なら読んでもらえるか」といった情報です。
これらはやはり著者が実際に悩んで実践していないと書けないこと。
本書はまさにこれから読書レビューを始めたい、
本を使ったプロモーションやコンサルティングを考えたい人にぴったりの1冊です。

 

| ヒューマンスキル(コミュニケーション・話し方・人脈づくり) | 21:50 | comments(0) | - |pookmark
瞬間 交笑術。 (溝端隆三/徳田神也)


飲み会って好きですか?最近出ていますか?
正直、私はウルトラ苦手です。


原因は明快で、自分が「おもしろくない(人物)」から。


ブログで「話し方」に関する本を何度となく取り上げてきました。
それくらい人と話すことにテンパってるわけです。


さて、苦手と言いつつ普段参加率の良い私は、
先日の会社の飲み会にも参加してきました。


業務が夜中まで押したたため、
深夜3時くらいから遅れての参加です。


もともと翌日が旅行に行く日だったため、
「今日の飲みはごめんなさい〜」と同僚・上司に告げていました。


いざ遅れて店に入ると、
「よ!委員長」「お祭り男」と声がかかり、同時に
「あれ、来れないんじゃなかったっけ?」と上司から微妙な問いが投げかけられました。


そこは用意してあった答えで、
「いや、サプライズゲストのつもりで。フリですよ〜」
とか言ってかわしました。


問題はここから。
「それじゃあ仕切り直しの乾杯の挨拶もお前に頼もうかな。
あ、今までの経験人数も言ってね。みんな言ったから」との言。


―皆さんならどう切り抜けますか!?


というわけで、好む・好まないに関わらず、
面白い話ができるかどうかも別として、「返しワザ」は社会人の必修科目です。


笑いを求めてくる上司にひと泡吹かせたい同志は、
ぜひ本書をテキストに対策を考えましょう!


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■本書の構成


※章別の構成になっていないため、要所だけ抜粋します。


・言葉を言い換えるボケ
・つっこまれるためのポイント
・つっこみの基本
・振りの作り方
・悪意あるつっこみへの切り返し方
・のりつっこみの仕方


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■立ち読みのポイント


⇒74ページ【 あるある話にオチはない 】


素人が、というか私がよくやってしまいがちなのが、
「おもしろかった体験談」です。
著者に言わせれば、それ以上広がらねーぞ、と。


じゃあどうしたらいいの?というところに
きちんと回答を用意しているところが本書の優れているところ。


体験談の最後にありえないウソを入れてオチをつけなさいというアドバイスです。


話ってそこから展開することが重要です。
「こんなことがあったんだ」→「ふ〜ん‥」を、
「こんなことがあったんだ」→「ふ〜ん‥」→「まあウソだけど」→「ちょっと何それ〜」的な
展開に変えたいわけです。


文章で書くと地味ですが、
実際のトークでは”それだけで”オチをつけられる一本背負い的なワザです。


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⇒120ページ【 「●●がタイプなんだろ?」に対する切り返し 】


社会人ともなると、「好きなタレント」(特に異性)ひとつ答えるにも
かなり立場を意識するものです。


学生の頃は適当にグラビアアイドルを並べていてもぜんぜんオッケーだったのが、
時と場合によっては、「アイドルオタ」引いては「ロリコン」扱いをされかねません。
かといって女性誌に出てくるモデル名を出してスカしてみても
「知らな〜い」「誰それ?」って言われてもっと冷えます。


リアルに「同僚の中で」とか「部署内で」とかの括りになると
タイプの子がいようがいまいがもっと回答に気を遣います。


そんな時に、本書がお勧めする返し―「ここ最近はそうだね」


どうです?すごくオトナな回答であると共に、回答しろよという相手の要求も満たしています。
これで聞いてきた相手が満足するかどうかは別として、
ひとまず回答の義務は果たしました。


応用を利かせてバリエーションを用意しておくと、
しつこい相手も撃退できそうです。使っちゃいましょう!


──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。


タイトル(0)−


タイトルの意味はわかります。
でも、ストレートに落ちてきません。
テーマが笑いであればなおさらあまり考えずに手に取れるタイトルづけが欲しいところです。
代替案として、
『誰も教えてくれなかったボケ&ツッコミ攻略法〜あなたはどっちのタイプ?』はどうでしょうか。
本書が優れているのは、類似本であまりお目にかかれない
ツッコミの仕方にもバリエーションを豊富に持たせている点です。
これをもっとプッシュできたら、
「お、そうだよな。ツッコミについても勉強したかったんだよ」という殊勝な人が
手にとってくれるかもしれません。
少なくとも今のタイトル・サブタイトル・キャッチコピー・装丁(カバーレス型)からは、
怪しいサブカル本のイメージしか思いつきません。
内容がすごくいいだけに、超もったいないです!!


ナレッジ(5)★★★★★


お笑い本の中では間違いなくダントツのナレッジ集です。
しかも優れているのは、単に事例を載せるだけではなく、
きちんと考え方のステップを記述しているところです。
ボケ方のバリエーションは間違いなく広がります!!!


スキーム(3)★★★


章立てされていないため、さぞかし読みづらいかと思いきや、
そうでもありません。
最初の方にオーソドックスなボケとツッコミの事例/考え方を持ってきて、
後半にノリツッコミや単発の飛び道具などを用意している構成です。
ですので、ぱっと見荒唐無稽な並び方をしているように見えますが、
通しで読んでみるとなかなかよく考慮された並びになっているので、
そこは安心して買っちゃってください。


総合(3)★★★

とくかくタイトル・装丁、そして販路(あまりというかほぼ普通の書店では置いていない)!
これらの難点がなければ(そして目次をもう少し整理したら)★4は行っていた逸品です。
内容はどのお笑い本よりも今のとこお勧めです。
きっと立ち読みだけでは満足できなくなるでしょう。


| ヒューマンスキル(コミュニケーション・話し方・人脈づくり) | 00:40 | comments(0) | - |pookmark
お笑い芸人の合コンに学ぶ心理戦術 (やるせなす/中村豪)

TBSでウンナン司会の『ザ・イロモネア』が放映されてます。
芸人さんが舞台に立って、
モノマネ、ショートコント、一発ギャグ等々のお題に挑戦し、
観客を笑わせていく番組です。

素人を笑わせるという構成では、
テレビ朝日でタカアンドトシがやっている『お試かっ!』でも、
やはり、オヤジ世代の観客、女子中学生の観客、というように、
新しいネタをフレッシュな層にぶつけていくという点で同じです。

注目したいのは、
両番組とも笑いをトータルで判断しているところ。

『イロモネア』では、各お題ごとに笑わせるべき人数が決まっており、
制限時間内で何回でもネタを披露することができます。
時間ぎりぎりになると芸人さんも焦って
とにかく思いつくものすべて仕掛けてくるところが見どころ。

『お試しかっ!』では、完全に準備されたネタを披露する形にはなりますが、
次々とネタをスイッチしていって、
やはり制限時間内で何人まで笑わせることができたかをウォッチします。

私たちが見ている芸人さんは、いつも完璧な状態でテレビに映ってきました。
ネタ見せ番組の代表格である『エンタの神様』では、
ネタが決まるまで何度も撮り直しをするそうです。

この流れに反するかのように、
”その場で”いかに笑いをつくれるかが試される番組が出てきたように思えます。
(ウッチャンナンチャンがつくる番組はその意味で当時すごかった)

その場の笑いといえば、合コンは最たるもので、
取り立てておもしろくない私のような男子にはある種の試練でもあります。

でも、デートが1対1なら、合コンはチーム戦。
いかにして皆で場を温めることができるかが重要です。

そのために自分が何をすべきか!?
笑いの神である芸人さんに学ぶのが今回ご紹介する本です。

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■本書の構成

序章 :席による攻め方の違い
第1章:着席〜乾杯までの笑いの取り方
第2章:会話の弾ませ方
第3章:恋ネタ・下ネタの振り方
第4章:ピンチの切り抜け方
第5章:優しさ・フォローの入れ方
第6章:タイプ別女子の攻略法
第7章:女子との距離感の取り方

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■立ち読みのポイント

⇒72・82ページ【 すべてをフリと考える 】

芸人さんがすごいのは、
「どんな状況からでも笑いに変える」タフさを持っていることです。

よく見ていると、編集を経てオンエアされている番組ですら、
「その笑いはちょっとな‥ウケてないじゃん」というコマが必ずあります。

たとえば『アメトーク』で、誰かが熱く語り、観覧席のお客さんはシーンという状況が発生する。
普通に考えるとちょっと冷えます。

でも、ケンコバあたりが、ネタを広げたり、芸人につっこんだり、自分で落としたりして、
最終的には笑いに持っていきます。

たぶん100発100中の笑いはどんな芸人でも難しくて、
「笑ってもいい空気」をつくることの方がもっと大事なのでしょう。

本書では、合コンの開催場所:飲食店ならではの利を活かして、
注文・料理を使って笑いを取る方法や、
盛り下がったときの挽回ネタが紹介されます。

すごいのは、
・反応がない
・しゃべらないコがいる
といった究極の場面(私が”カテナチオ”と呼ぶ状態)でも、
そのことをフリとして笑いを引き出す方法が書かれています。

普通に考えたら、
合コンのような初対面で人と仲良くならなければいけない場所って
とてもストレスがかかるもの。

本当の笑いの本質は、
ただ人をからかったり、言葉のゲームを楽しむ”面白さ”ではなく、
その場にいる相手を安心させる笑いなのでは、ということに気づかせてくれます。

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それでは5点満点での評価です。

タイトル(4)★★★★

この本を手にした直後の先日、
おしゃれな映像でデートプランを紹介する番組『恋愛百景』(テレビ朝日)で
著者の中村さんが合コンの虎の巻を語る回が放映されました。
自然なトークのシーンも多く出てくるのですが、‥とにかく言っていることが可笑しい。
本書は、「ぼくらこんなコンパをやっています」というスタンスではなく、
「こういうコンパはどうでしょうか」というスタンスで語られているので、
タイトルも中身を読む気にさせてくれるいいネーミングです。

ナレッジ(5)★★★★★

例として紹介されているコメントが本当に笑えます。
そのまま使うかどうかは別として、
シーン別に紹介されていますので、
自分の中でいろいろとアレンジをきかせることが可能です。
「話さなきゃ」だけでは合コンの場は持ちません。
周りのあるもの・相手の性格をよく見て、
その場にあるすべてをいかに引き出すかが勝負のカギです。
ただの場しのぎのテクニックではなく、
本番で発揮できる力を身につけるヒントを得られます。

スキーム(1)★

合コン本にありがちな構成力は弱さが本書でも目立ちます。
入店〜本番という時系列に沿って編集されてるところは良しとして、
ナレッジがかなりばらばらに登場するので、読みにくく、かつ後から探しにくいのです。
重複するナレッジをある程度絞ってまとめるとだいぶ締りのある構成になるのですが。

総合(4)★★★★

今までの合コン本は、「いかにして笑いを取るか」が命題であり、
こんなテーマで話せ、タイプ別にはこう攻めろ、みたいなものが紹介されました。
合コンに行っていて思うのは、「そううまくいかねーぞ」と。(笑)
これらはすべて相手のノリがよかったときのもので、
一発勝負の合コンでそうそうグループの相性が合うわけではありません。
そう考えると、「いかにして盛り上げるか」よりも、
「いかにして盛り下がらないか」という観点はすごく重要です。
本書ではむしろ、いかに自分たちが面白いかをほのめかすことよりも、
いかに相手を引き出すかという視点でテクニックが語られており、
これこそどんな場面でも応用が利くものだと思います。


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| ヒューマンスキル(コミュニケーション・話し方・人脈づくり) | 06:00 | comments(0) | - |pookmark