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生命保険はだれのものか (ライフネット生命/出口治明)
 


「生命保険」と聞いて「面白そう」と思う人はまれです。
そもそも生保の本を取り上げている
このエントリーを見ていただいているだけで
皆さんだいぶ我慢強いか方かと拝見します(笑)。


何がそこまで生保を面白くさせていないのでしょうか?
若い人にこの傾向は顕著で、
リクナビ発表の調査では、人気企業TOP100のうち、
損保会社が3社登場している中で(損保ジャパン、東京海上日動、三井住友海上)、
生保は45位の日本生命1社のみです。
▼リクルート/大学生の就職志望企業『就職ブランド調査2008』
http://www.recruit.jp/library/job/H20080417/docfile.pdf#search='就職希望企業調査'


どれくらい異常かというと、
業界規模・企業数・CM投下量・身近に関わっている人の数を考えると、
大学生からの認知度は(少なくとも損保より)相当のものがあるはずです。
大学生が知っている企業数はたかが知れています。
中小はほとんど認知していません。
にも関わらずこうした結果が出ているということは、
たまたまというより「生保不人気」が顕著と言っていいでしょう。


先日、某国内大手生保の教育担当者の方とお話する機会がありました。
その会社では、2年でまるっと(営業)担当者が入れ替わるそうです。
契約のプレッシャーだけでなく、アフターフォローの煩雑さ、
クレーム対応などが重圧になり、辞めていくケースが多いとのこと。
「もっと続ければそのうち良さがわかってくるのに‥」
と嘆いていたことが印象的でした。


いまの若い人は"そのうち(良さがわかる)"を自分で判断しますから、
「頑張ろう!頑張れ!」ではきっと響かないでしょう。
もし自分が生保の業界関係者だったら悔しくないですか!???
自分ならこれはとても悔しいと思いました!!


個人的に生保の最大の課題は、
「担い手に(営業マンも顧客も)面白さを伝え切れていない」ことに尽きると考えています。


では、業界の人すら感じ取れない生保の"何が面白い"のかを、
この本と一緒に少し皆さんも考えてみませんか。

私の中途半端な熱い想いにより、いつもよりちょい長めでお届けしますが、
著者が起業したライフネット生命のサイト分析なんかにも
チャレンジしていくのでぜひお付き合いください。


──────────────────────────────────────
■本書の構成


★ 第1章:生命保険の問題点
★ 第2章:生命保険のビジネスモデル
★ 第3章:生命保険の種類
★ 第4章:生命保険の販売チャネル
  第5章:生命保険の規制
  第6章:生命保険の運用
  第7章:生命保険の世界事情
  第8章:生命保険の歴史
★ 第9章:消費者としての選び方


※ ★印は本書の魅力を理解するのに必読の箇所です。
  無印は周辺知識を得るための解説なので、特に必読とは思われません。
 (何せ興味がない方は、気合いを入れて読む必要があるテーマなので‥)

──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント


⇒64ページ【 生命保険の種類 】


なぜ生保が嫌われるか、という命題のひとつに、
「商品が複雑」ということが挙げられます。
そもそも契約時の内容って覚えていますか?
完璧に思い出せる人は少数だと思います。


それもこれも、特約・特約・特約‥で、
電話料金より難解な契約明細を見ても
「要はどんなときにいくら支払われるのか」がわかりづらいからです。


本書の当該ページでは、
要は生命保険とは基本3種類(死亡保険・生存保険・医療保険)で、
保険期間(定期と終身)との組み合わせなのだとわかります。


営業マンに聞けば「当たり前じゃないですか」という話になると思うのですが、
要はこんな単純な商品構造が、客からすれば言葉を変えられるだけで
わかりにくくなるわけです。


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⇒15ページ【 なぜ保険商品はわかりづらいのか 】


私たちが通常想像する"保険やさん"は、どこどこ生命のだれそれさんです。
つまり、自社商品を販売する専属の営業マン/セールスレディーです。


著者が指摘する業界の問題点とは、
1社専属のセールスパーソン体制→比較情報が普及すると企業は困る
→複雑な商品を開発する(利幅が出る特約など)→消費者にとってわかりづらくなる
ということにあります。
著者が例に挙げる通り、家電や野菜のように
店やネットで気軽に情報を集めてくるのが難しい分野です。


商品がなぜ複雑化していったかについては、
88ページにも包括的にまとめられていますので、
併せて読んでみてください。


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⇒186ページ【 生命保険の誤った選び方(保険料を目安にする) 】


私も読んでいて、「えっ、保険料を目安にしちゃいかんの?」と思いました。
損はしたくないので、平均値がこれくらいだから
これくらいにしとけば安全という心理が働きます。
あとは「月1万円くらいだったら」という考え方。


本書ではこれ以降の部分で、
1)保険の機能(死亡保障・生存保障・医療保障)
2)保険への依存度
3)ライフスステージ
以上3つに基づいて考えるべきと案内しています。


要は、最終的な判断として保険料の絶対額が
"高いか""安いか"のジャッジはあるものの、
何にどれくらい必要かを知らずして
それを決定することはできないということです。


この部分は選ぶ側にも問題はあって(というか思いっきし私)、
面倒くささが先行して、
営業マンが提示してくる「あなたに合った"お得プラン"」に乗ってしまうことです。


消費者として改めるべきは、
「損をしなたくない」という考え方です。
保険という商品の性質上、
「要がなくても掛け捨て」というマイナス心理が発生しますが、
そこを押し殺して、「人生設計を自分で選択する」ための「必要経費」として
認知し直す必要があります。


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■ライフネット生命について


エントリーの冒頭で、若い人ががしがし辞めていく
国内大手生保の話を紹介しました。


あらためて保険の営業の何が難しいのかを
契約面に焦点をあてて考えてみると、
0からの新規契約よりも、スイッチさせる方がかなり難しいことに気づきます。


既に人の関係が構築されている上に、
「損をしたくない」という顧客心理が大変に作用します。
これを切り崩すのは容易ではありません。



著者の出口治明さんは、
2008年5月、ライフネット生命を始動されています。


成功するには、
私なりに思いつくだけでも2つの大きな難点があります。

1)会社/商品のブランド力が無い
2)WEBという新型のチャネルが認知されていない


いずれも保険という商品が会社や人の信用力を背景に展開していることもあり、
後発で挑むのはけっこーきつい世界であることは言うまでもありません。


これはどのネット企業でも同じだと思いますが、
既存のチャネルからWEBへの転換を提示するときに、
既存のクライアントなりユーザーから必ず抵抗が起こります。


でも、現状をひっくり返せたらすごいですよね!?
しかもその予感を感じさせるのがライフネット生命のサイトのすごいところです。
では、実際にそのサイトの分析結果を見てみましょう。


▼ライフネット生命WEBサイト
http://www.lifenet-seimei.co.jp/


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■サイトの分析
※直接の書評には影響しないので、必要に応じて読み飛ばしてください〜。


とにかくすごい!このサイト。個人的に「フォートラベル」を見た時以来の感動です。
何がすごいって片っ端から見ていって欲しいのですが、
時間も無いのでここでは大きく2点ほどに絞って取り上げます。


1)ユーザーニーズの掘り起こし
ネットで生保を売る、そのターゲットは誰か?ということを考えた時に、
ネットに親しんでいる生保ライトユーザーという像が浮かんできます。
その人たちが必要としている情報は何か?
正に本書にあるような生保の基本情報です。
これに応えるべく3つの仕掛けが用意されています。


 ●刺さるキャッチコピー
 私自身が保険を見直すにあたり最大の障害が、「今までの掛け金を損するのではないか」
 ということでした。これをクリアするかどうかが大きなジャッジの分かれ目です。
 そうしたら、ちゃんと答えが用意されているんですね。
 トピックパス(サイト内の経路をページタイトルで追ったもの)で記すと、
 ホーム>知らなきゃ損の保険の仕組み>生命保険の見直し方
 『「途中で解約したら損」というのは思い込みです』の箇所。
 ここで、見直しにより節約も可能であると「メリット」が語られます。
 しかるべき場所にしかるべきコンテンツが用意されている、大事です。
 他にも、「生命保険の選び方」「生命保険の比較ポイント」といった見出しで
 徹底したユーザー目線のサイトを作り上げています。


 ●目からウロコの保険塾
 これはネット生保導入の必要性を、紙芝居形式で案内したコンテンツです。
 導入部では「面倒くさがらずに保険を選ぶ必要性」を説き、
 後半部では「ネットで生保を選ぶ」メリットを説いています。
 私たちが保険の営業を嫌がるのは、
 自社の保険商品について延々と語られることに対する
 "商品がよくわからない"という困惑と"時間を損した"という苛立ちの
 2つの大きなフラストレーションが自然と発生するからです。
 ライフネット生命は、既存の生保が得意とするマンパワーによる規模のメリットを、
 「本当は商品のことをよく知りたい」「自分のタイミングで考えたい」という
 ユーザーメリットに則り、ネットの特性で覆えそうという戦略を取っています。


 ●FAQ(よくある質問)
 未知なるネット生保なので、当然ユーザーからの質問も多く寄せられます。
 通常、BtoCサイトのFAQは"企業が想定するFAQ"であって、
 必ずしもユーザーが期待するFAQになっているわけではありません。
 しかしそこはライフネット生命、FAQもイケています。
 ページを見ると、日付・質問内容・アクセス数・お役立ち度の順で
 項目が並んでいます。
 そう、アクセス数・お役立ち度といった「ユーザー基準」が
 ここにも取り入れられています。
 さらに項目を、アクセス数・お役立ち度・掲載日毎に並び替え可能です。
 マーケティングの視点で見ると、
 アクセス数=重要度、お役立ち度=満足度ということになりますから、
 FAQを通して自社のマーケティングに役立て、ユーザーにも公開していく
 という姿勢が読み取れます。


2)導線とコンテンツの噛み合わせ
トップページにあるグローバルナビゲーション
(各主要コンテンツの大見出しのようなもの)を見ると、
ネットでユーザーをクロージングさせるまでの流れが
しっかりと組まれていることがわかります。
実際の並び順は少し異なりますが、想定されるユーザープロセスは、
以下のようになります。


「知らなきゃ損の保険の仕組み」(=生命保険の基礎知識)
 ↓どんな商品があるのか知りたくなる
「生命保険商品案内」(=商品ラインナップ)
 ↓実際の自分の現状が知りたくなる
「生命保険選びツール」(=シュミレーションツール)
 ↓自分の判断基準を確かめたくなる
「見積もり」(=契約・クロージング)


求人サイトや不動産賃貸サイトを見ていて思うのは、
特集だの、おすすめだの、今すぐ資料請求ボタンだの、
制作サイドの都合で作られている要素が多すぎることです。
ユーザーニーズが発生していない段階から
これらを表示させるから、使う側としては違和感を感じるのです。
(もちろんビジネス=営業の側面からは意味が大アリなのですが‥)


ライフネット生命のサイトは、
保険必要ですよね→こんな商品があります→これでシュミレーションできます
というように、ネット上での営業にまるで無駄がないのです。
というかむしろすべてユーザーにとって必要。


こうした導線とコンテンツの噛み合わせは、
ボヤっと他社サイトを眺めて作っているだけでは思いつかないので、
本当にすごいという他ない。


参考までに、経済評論家の山崎元さんも、
以下のサイトでライフネット生命のサイトについて評価しています。
専門家の視点もぜひ読んでみてください!


▼ダイヤモンド・オンライン 山崎元のマルチスコープ
『生保は金融ネットビジネスの「最後で最大のフロンティア」』
(サイトの評価自体は3〜4ページ目で言及)
http://diamond.jp/series/yamazaki/10031/


──────────────────────────────────────
■生保と営業の魅力


そろそろ冒頭の問いに対する回答をしないとですね。
すなわち、「生保の"何が面白い"のか」についてです。


それはずばり、「あらゆる無形サービスの基本になり得る」ことです。
生保を頑張って極めたら、無形サービスとして
最も難解かつハードな分野を制覇したことになります。


特に営業にパワーがかかる側面から、
マーケティングの4Pを強烈に意識する場面が多いため、
私のように事業企画として食っていきたい人や、
その他、トップセールスを目指したい人、起業したい人にとっては
この上ない"見返り"なのではないでしょうか。


生保を売っている人は本当に大変だと思いますが、
そこに確かな"夢"は存在すると思います。
他人事ですが(汗)、応援してます!!


(ちなみに)
だいぶ褒めちぎってきましたが、
私自身はライフネット生命に入っていません。本当です(笑)。


やはり保険は対面で買いたいのが心情で、
その分の付加保険料(保険会社にとっての手数料収入)が
上乗せされるとしても支払いたいと思えるからです。


この心情を持つユーザーをひっくり返していく(あるいは切り捨てる?)のだから、
ネット生保の方も大変だな〜と思います。


──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。


タイトル(5)★★★★★


生保についての本は腐るほどあります。
その中でなぜ本書を手に取ってみる気になったのか。
それはやはり、業界の問題点を
ビジネスモデル的な側面(販売チャネルや商品の利益構造)から
説き起こしたことに尽きます。
表紙にはシンプルすぎるタイトルの横に、
「業界の風雲児(が一刀両断)」とあり、これまた月並みな文句であるにも関わらず、
私たち消費者が知りたい情報があるのでは?、と期待させてくれます。
であれば、「生命保険はだれのものか」というシンプルすぎるタイトルは
これ以上でも以下でもないベストなタイトルだと言えます。


ナレッジ(5)★★★★★


人には"知る楽しみ"があり、生保においても同様です。
それを阻害してきたのは、一方通行な営業マンであり、
用語集に近い類書の存在です。
本書では、第1章で「なぜ私たちにとって保険商品はわかりづらいのか」
という消費者共通の疑問を解説するところから始めているので、
興味関心が高まったところで保険の種類(第3章)を学ぶことができます。
知的欲求を満たしつつ、
業界研究にも保険選びにも役立つ1冊です。


スキーム(5)★★★★★


主にナレッジ面から本書を評価してきましたが、
"語り口"も非常に巧みです。
ひとつは、まるでその場で対面しているかのような呼びかけの多用です。
 <例>「図表X‐Xを見てください」(主に第1章)
     「本書をここまで読んでこられた皆さんにとっては、生命保険はちっとも難しくないはずです」(189ページ)
もうひとつは、項目が複数あったときのまとめの言い換え。
 <例>「以上述べたように、自分に必要な生命保険を考えるときは〜(中略)
     の三つを考えてみると、自分の考え方がぐっとシンプルに整理されるのではないでしょうか」(192ページ)
こうした細やかさが、読者の頭を整理し、
大事なことを意識させる要素になっています。


総合(5)★★★★★


かなり好き勝手書き散らかしてきました。
途中、サイトの評価を交えたのでわかりづらくなってしまいましたが、
純粋に本の出来で★オール5です!!
著書としての完成度も高い(上記「ナレッジ」や「スキーム」参照)のですが、
何より企業としての戦略や出口さんのミッションがはっきりとしていることが、
そのまま本の読みやすさにつながっています。
保険のテキストとしても、本の書き方としても、(サイトのつくりも)、
掘れば掘るほどザクザク宝が出てくる良書です。

 

| ライフスタイル(衣食住・キャリアアップ) | 20:43 | comments(1) | - |pookmark
「好き」を仕事にする! All About式 年収100万円アップ術 (オールアバウト編集長/森川さゆり)



ニュースをつければどこも「派遣切り」が
トップニュースで飛び込んでくる時世になってきました。
テレビでは派遣業者の人も
「仕事そのものがないから紹介できない」とあきらめ口調で嘆いています。
こういう時のための契約形態とはいえ、
若い人が貸家を追われて職を探す姿は忍びないものがあります。


最近マンガ喫茶で「島耕作」シリーズを読むのですが、
この著作では、日本と中国の労働意欲を比較して、
中国の若者が家族を養うために必死で目の前の仕事を吸収するのに対して、
日本の若者は「自分探し・自己実現」を求める傾向が強いと語られています。


たしかに主人公の島耕作は、日本を代表する総合電器メーカーにありながら、
レコード会社を手がけたり、ワインの輸入をしたり、ゴルフ事業を展開したり、
ありとあらゆるビジネスで実績をつくったことが評価され、
現在の地位(社長)がある設定になっています。


つい最近まで労働市場におけるトピックは、
「3年で会社を辞める人が3割」ということで、転職の是非が問われました。


本書でも25ページでOLの仕事満足度アンケート結果を掲載しており、
今の仕事内容で不満に思うことは、
・スキルアップのチャンスがない
・今の仕事は今後の自分にプラスにならない
ということだと紹介されています。


果たして、仕事は選ぶものなのか?選んではいけないものなのか?


著者はリクルートで「じゃらん」や「ゼクシィ」の創刊を担当された方です。
リクルートの人材育成方針を考えると、
様々なジャンルの編集に関わってきたからこそオールアバウトのような
総合型のサイト編集ができるわけであり、
この育成方針は著者に良い結果をもたらしたことになります。


私自身は転職組のため、仕事は選んでもいいと考えています。
もし業種・職種が人生で1回しか選べないとしたら
かなり大博打になってしまいます。


そしてできれば、本書のタイトルにあるように、
「好きなことを仕事にすべき」だと思います。
理由は、"勤勉さ"はキャッチアップされるものでも、
発想力や独創性はキャッチアップできないものだからです。
それが発揮されるのは本当に好きなことを仕事にしているとき。


オールアバウトのガイドの方が味わう苦労とやりがいを本書を通して知りながら、
少し自分のキャリアを振り返ることができる一冊です。


──────────────────────────────────────
■本書の構成


第1章:好きなことの専門家になるメリット
第2章:オールアバウトのガイドになるには
第3章:オールアバウトのガイドの仕事内容
第4章:ガイドになることで得られる影響力
第5章:ブログつくり方(ターゲティング・企画・ライティング・写真)
第6章:オールアバウトの新事業
付録 :自己振り返りシート


──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント


⇒154ページ【 タイトル・キャッチコピーの付け方 】


私は冠婚葬祭の時にオールアバウトの記事を参考にします。
その時に目を引くのは以下の2点です。
1)興味を引かれるキャッチ(見出し)
2)適度な文量で構成された画面遷移


いずれもいい意味で雑誌感覚を大事にしているのでしょう。
とても読みやすいです。


ここでは読ませるタイトル(見出し)の作り方として、
以下の7つの方法が取り上げられています。(一部、私自身が意訳)
1)共感
2)流行
3)限定感
4)網羅性
5)言葉あそび
6)挑発
7)意外性


キャッチコピー制作ではこうした"切り口"があると非常に便利です。
まだ型を持っていない方は参考にしてみてはいかがでしょうか。


──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。


タイトル(0)−


オールアバウトでガイドになれば、
年収100万〜1000万アップになるケースもあるよという意味合いで使われています。
ガイドになれることを前提にした表現ですが、
そもそもガイドになる審査のハードルが高く、
結局は本人のナレッジによるところが大きいため、
「年収100万アップ術」はどうかと…
本書のスタンスが情報提供型なのか企業広告型なのか
いまひとつはっきりしないため、タイトル付けも難しいですね。
もし情報提供型なら、
「オールアバウトのガイドが実践する専門家サイトの作り方」とか、
もし企業広告型なら、
「オールアバウトのガイドになってステージアップする方法」
あたりがいいかなと思います。


ナレッジ(1)★


本書には色々な側面から私たちを引きつけるフックがあります。
キャリアの自己啓発・オールアバウト事業の分析・ブログのナレッジ吸収。
しかしどれも中途半端でおまけ的な臭いがします。
結局、「ガイドになるには」がやはりメインで、
ここの関心が高くないと買いではないです。


スキーム(1)★


結局、「よかったらガイドになってね(申し込んでみて)」
というスタンスで最後までいくので、
本当にガイドになりたい人は満足できたとしても、
普通にオールアバウトの事業に興味があって
分析によりナレッジを得たい人には物足りない内容です。
付録として、巻末に「自己振り返りシート」が付いているのですが、
これを第1章に挿し込んで、自己啓発部分を厚くしたら
もっと読み応えがあったかもしれません。


総合(1)★


というわけであまり買いではないです。

 

| ライフスタイル(衣食住・キャリアアップ) | 22:02 | comments(0) | - |pookmark
電撃結婚ノススメ (杉浦里多)


男性の方はananを読んだことがありますか?
もちろん名前はよく知っていると思います。


内容的には男性誌でいうところの「SPA!」
の女性版といったところでしょうか。


でも、SPA!との大きな違いがひとつ。


SPA!はご存知の通り、ダメなサラリーマンの生活を取材して、
「そうなりたくな」と不安を抱くもの。


これに対して、ananは魅力ある女性として生き残っていくために
かなり現実的な情報を提供しています。


たとえば、同じ"合コン"をテーマに特集していても、
スタンスにだいぶ差があります。


SPA!は、「趣味系合コンに潜入」と題し(2008年7/1号)、
ゴルフ合コン、料理教室合コン‥というように
異色の合コン実態をレポートしていきます。


記事の書き方は、同世代の男性の視点から、
盛り上がるのか?いい子は来るのか?どこに行けばいいのか?
といった成功率とスペックを重視したもの。


ananは、「新手の合コンで選ばれる極意を男子の本音から探る」と題し(2008年12/10号)、
同じような新種の合コンに臨むにあたり、
気をつけるべきポイントを伝えています。


記事を読んでいると、
どんな格好で、どう相手と接するか=自分をどう魅せるか
というところに力点が置かれているのがわかります。
たとえば、「ホームパーティで、キッチンに立つのは好印象だけど、エプロンまでかけるのはやりすぎ」とか。


実際、anan読者は女子力が高い!!
会話中の「うなづき」とか「あいづち」とか、
毎号のように出てくるだけあって、けっこう徹底されています(笑)。


これだけ読者へのアドバイスが具体的なのは、
やはり結婚が女性にとって現実的なものだからでしょうか。


男性、いや自分のことを考えてみても
結婚とか家庭ってかなりファンタジーの領域です。
こんなズボラな男どもをひっくり返すべく、
女子は自分磨きに余念がないですよ、男子の皆さん!


──────────────────────────────────────
■本書の構成


第1章:婚活がうまくいかない理由
第2章:結婚を決意する準備
第3章:自分自身のブランディングとターゲティング
第4章:相手の探し方、駆け引きの仕方
第5章:著者が結婚するまでのエピソード


──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント


⇒67ページ【 勝てる場所で勝つ 】


合コンが不毛‥紹介はバクチ‥
多くの人が活動しては裏切られての繰り返しです。


合コンがなぜ不毛に終わるのか?
その答えは、盛り上がらない理由を考えれば明らかです。


大概グループの色なるものがあって、
それが合ってないと盛り上がりようがありません。


たとえば、真面目でおとなしい男子に華やかな女子が来ちゃったとか。
色が一致して、かつ盛り上がるのはだいぶレアな確率です。


著者は、本気で結婚したいのなら発想を逆転せよと言っています。


すなわち、「来た相手に合わせる」のではなく、
「勝てる場所に行く」のです。


自分が勝てる場所とはどこか?
本書に附属のワークシートで自己分析をすることによって、
自分を気に入ってくれる相手の像が見えてきます。


良い人に会える精度が上がれば、
時間やおカネをそこに集中できるようになります。


----------------------------------------------------------------------------
⇒79ページ【 類似と相補 】


恋愛と結婚の違いは、ずっと一緒に生活していくこと。
価値観のすり合わせが必要です。


本書が優れている点として、
細かい外見や年収といった「恋愛のものさし」を度外視して、
価値観を基準にターゲティングしていくステップが紹介されている点です。


たとえば著者の例では、
自分は語学が出来る→語学のサポートを必要とする人とはどんな人か(ターゲティング)
→その人たちが集まる場所はどこか?
という具合に、自分の長所・興味関心と相手に求められる条件を
うまく一致させた行動を取っています。


ここで意外な視点が、著者が言う「相補」の関係です。
自分と同じ価値観、つまり「類似」の要素だけでなく、
自分と異なる価値観も洗い出しておけというのです。


自分も本書のステップに沿って
簡単に結婚相手の条件を考えてみました。


そのときにふと思ったのが、「ゲームをする女の子」ということです。
もちろんどっぷりだと困るのですが(笑)


私自身はゲームはまったくしない、何がおもしろいのかもわからない人間のため、
「そんなことないよ。楽しいよ」と誘ってくれる人がいたら、
付き合いでやってみるかもしれません。


ゲームはまったくやらない同じ価値観の人も大事ですが、
自分の考えが相手によって変えられていくというのも
人との付き合いの中でとてもおもしろい要素ですよね。


──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。


タイトル(1)★


本の想定読者が20代後半〜30代前半であることを考えると、
電撃結婚はビビっと来るフレーズです。
結婚マーケティングという言葉も効果がありそうでおもしろい。
なのに、なぜ「開運婚(を掴む方法)」という言葉を使ったのか‥
運を上げるという情緒的な発想を持つ言葉と
マーケティングという極めて現実志向の言葉が噛み合いません。
装丁やオビのコピーもいいだけに、ここだけが疑問っす。


ナレッジ(2)★★


類書では、本書の第1章・第2章にあたる「結婚への考え方」に
多くのページが割かれています。
本書では、第3章でブランディングとターゲティングの仕方を
ワークシートを用いて、実際に書かせようとしているところが
類書にない新しい発想を持っています。
かつ、読者の行動が具体的になり、実現性が高いという印象を持ちました。


スキーム(1)★


第3章までは結婚マーケティングの名の通り、
マーケティングに基づいた、しかもマーケマーケしすぎてない秀逸な構成です。
本稿で紹介しきれなかった第4章も「男性にどう結婚を決断させるか」
という難題への答えを書いており、女性には一見の価値があります。
しかし、第4章以降は読み物的な構成になっており、
それまでのワークシートを用いた実践的な流れを考えるとやや残念かなと。


総合(2)★★


ワークシートが使えること、結婚相手への価値観を変えられること、
この2点を考えればじゅうぶん買いです。
むしろ自分のような「結婚かあ」というボヤ〜っとした男子や、
どうも合コンがうまくいかない、飽きてきたという男子にこそ
読んでもらいたい一冊です。

 

| ライフスタイル(衣食住・キャリアアップ) | 21:00 | comments(0) | - |pookmark
Keitai Hacks ケータイハック (村元正剛)
私は極めてアナログな人間のため、だいぶ損をしているようです。
先日、会社の同僚の席でまじめな打ち合わせをしていた時のこと。
「あのデータすぐに出る?」と促すと、
「ちょっと待って」と言って彼は一瞬にしてデータを開いたのです。
社内ではイントラネットを使っていて、
データはすべて自分が担当する業務のフォルダに収納されています。
任意のデータに行き着くには、数回層深いところまで潜らなければなりません。
びっくりした私は、
思わず「いま、一瞬で移動したの何?どうやったの?」と聞きました。
彼はこともなげに、
「いや、デスクトップにショートカットを貼り付けておいただけだけど‥」と答えます。
そう、ただのショートカットでした。
もちろん存在は知っていました。
でも、イントラネット上のフォルダにも有効だということをまったく知らなかったのです。
そのため、
今の今まで自分のフォルダに行き着くまでひたすらカチカチカチカチやって潜っていたわけですギザギザ
このカチカチ作業は本当に面倒くさいと思っていたので、
ショートカットを知った後はだいぶラクになったのですが、
どうも体に馴染んだらしく、たまに反射的にカチカチ連打していますあせあせ
働きマンここにあり!!

こんな風に、世の中には知っておいた方がいいことがたくさんあります。
知らないと時間や手間を損するという表現が正しいでしょうか。
「ライフハック」本が話題な中、今回ご紹介する本は『ケータイハック』です。
────────────────────────────────────────
■本書の構成
chapter1〜3:ビジネスシーンを有利にするハック
chapter4:お金周りで使えるハック
chapter5:オフタイムに使えるハック
すみません。あまりまとめ直すところもなく、ほぼ目次通りです。
────────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント

完全なるノウハウ本なので、ここで取り上げてしまうとあまり良くないですね(^ー^;)
少しだけ書いちゃいます。

⇒144ページ【電話帳の検索性を向上させる】
グループ分けは誰でもやっていると思います。
メールの宛先で電話帳を参照する時、
グループのうしろの方に送りたい人が位置していると厄介です。
ページをめくってカーソルを移動して指定しなくてはなりません。
なぜかキーマンはいつも真ん中の方に位置していますよねたらーっ
これを解決する方法として、
フリガナを入力する際、行頭にアを加えなさいというハックが紹介されています。
こうすることで全体としては五十音順を維持しつつ
任意の人物を上位表示させることができます。
本書はこうしたちょっとした面倒を鮮やかに解決するハックが満載です。
もっともっと書きたいのですが、いい本なのであとは買ってみてください!
────────────────────────────────────────
携帯市場が今後のビジネスを牽引していくと言われています。
以前、サイトM&Aをされているバトラァーズの竹内さんの話を聞いた時も、
いま一番(取引として)手掛けたいのはモバイルサイトだとおっしゃっていました。
それでは携帯の何がそこまでの可能性を秘めているのでしょうか。
本書を俯瞰して見てみると、
ビジネスでの携帯のポテンシャルの高さを感じることができます。
商用WEBサイトを運営されている方は、
たぶん次の一手はモバイルだと考えていることと思います。
私が本書を通して感じたことは、
携帯は「即効性」・「簡便性」をユーザに訴えられれば勝ちだということ。
どんな場所にいても、いますぐにアクションできるという「即効性」と、
いままでの大掛かりな作業や装置を省力する「簡便性」、
このどちらかに当てはまっていれば携帯の強みを最大限に発揮できます。
反対にどちらか一方でも満たせないのであれば、
今は携帯ビジネスに手を出すべきではないということです。
「満たせるようにしていく」ことが私たちにとっての楽しみでもありますね!
────────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。

タイトル(3)★★★
タイトルが悪いことは絶対に無いです。内容をひとことで言い切っていて妥当です。
ただ、遊び心が無いのが寂しいかなと‥
もちろん変に色気を出すとかえって魅力の無いタイトルになってしまいます。
だから私も別のタイトルを提示することができないでいます。
この手のズバリなタイトルが有効なのは、そのジャンルの競合がまだ少ない時。
類書が出回ると市場はホットになりますが、タイトルで差をつけられなくなってきます。
もちろんこれだけのナレッジを擁する本書なので、
絶対に追随されない自信があって名づけでしょう。

ナレッジ(5)★★★★★
ノウハウ本は読んだだけで使った気になってしまうことがままあります。
せっかくお金を出して買うのだから、どんな本でもそれは避けたいところです。
あらためて本書をゆっくり見渡してみると、
ひとつひとつのハックに対して写真や画像での解説が付いていることが確認できます。
これにより、そのハックが持つ「価値」や「成果」を目で確認することができ、
読者はアクションしたくなります。
関連するURLやQRコードの併記も大いに助けとなります。
実際に試した当人にとって本当に便利なものであれば、読者の満足度はグンと上がります。
このあたりの配慮が実に優れています。

スキーム(4)★★★★
非常に見やすいレイアウトになっています。基本は1項目見開き完結型。
この手のスタイルはどうしても単調になりがちで、
1/5も読み進めると飽きてしまうことが過去に何回かありました。
本書では画像をうまく使うことで単調になることを回避しています。
ウェブ系の本には、図解こそするもののイメージが伝わって来ない本がたくさんあります。
本書を見ていて、要は画像なのだと思いました。
画像には必ずキャプションが付いており、本文の内容を再度確認することができます。
本書ではヤフオクの出品者ばりに気を遣った写真が配置されていて、
(必要な部分のみをクローズアップして撮るとか)
これもまた読みやすい理由のひとつになっています。

総合(4)★★★★
見開き完結型の本に3点以上をつけることはまず無いのですが、
本書は上記のように、レイアウトや読者へのクロージングがはっきりしていて、
類書とは同列に扱えないと思いました。
私は中学生でポケベル、高校生でピッチ、大学生でようやくケータイという世代なので、
今の若い子たちがどれくらい携帯に馴染みがあるのかを実感することができません。
携帯が今後のビジネスの中で大きな核となることは間違いないですから、
今後も注視していきたいです。

ちなみに私が一番知りたいハックは、本を開いたままにしておくハックです。
ブログを書いていると、「あれ、あの項目は何ページに書いてあったけな」と
本を開いてはページを探し、キーボードに打ち込んではまた戻るという操作の繰り返し。
何回も両手を行き来するのが面倒くさいのです(!)
もしいい方法を知っていたら教えてください〜。


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| ライフスタイル(衣食住・キャリアアップ) | 21:53 | comments(0) | - |pookmark
東京のどこに住むのが幸せか (山崎 隆)
東京で一番の田舎はどこでしょうか?
23区を外れた人たちからは「自分のところは田舎だから」と耳にします。
でもぜんぜんです。
私は地方都市に転勤になったことがあるのですが、
本当にターミナル駅から1つ外れただけで、
駅前にコンビニが1軒建っているだけでグッジョブ!のようなところがあります。
ここで暮らす人たちはどうやって電車待ちの時間を潰すのだろうと毎回不思議に思えました。
駅間隔も長ければ電車の待ち時間も長い。
せめて茶飲み友達でもいればいいのですが、駅に人が居ないバッド
失礼な書き方になってしまいました。
地方は車が移動の主役なので、郊外型のマーケットが形成されているんですよね。

いかに首都圏に商業が集中しているか、
都心で生まれ育った人は、一度その異常さを外に出て確認すべきです。
東京に住むことが「本当に幸せか?」というのも面白いテーマですが、
今回は『東京のどこに住むのが幸せか』をご紹介します。
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■本書の構成
第1章:衰退する街と繁栄する街の差異
第2章:産業の変化と歴史から見る街の形成
第3章:不動産の価値を決める街の要素
第4章:都心55エリア別・街の歴史と不動産価値としての評価
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■立ち読みのポイント

⇒第4章【街の評価】
これから住んでみたい街、明日ちょっと立ち寄る街、
それぞれの関心に応じて気になる街を立ち読みするのがベストです。
どちらかというと不動産価値の検証に力点が置かれているので
あまり観光ブック的な要素を期待すると失敗します。
沿線ごとの特徴を歴史的な遷移で知ることができるのは、
本書の大きな魅力となっています。

⇒16ページ【多摩ニュータウンが衰退した理由】
多摩ニューよ‥あせあせ
多摩の地元に勤務する人に言わせれば、「いやいやけっこうやるよ」とのこと聞き耳を立てる
今頃の時期は駅から続く通りのイルミが綺麗な頃ですね。
それとは裏腹に、本書には開発の失敗例として登場します。
言われるほど悪くないような気もしますが、とても合理的に解説が加えられています。
────────────────────────────────────────
「教育環境(学校)が不動産価値に大きな影響を与える」
この分かりきった事実を、本書を読んでもっと腑に落ちるようになりました。
街に子どもがいることで商業が活性化される、
人と人同士が結びつきを強める、
暮らしやすい都市文化があって人が定着する、
すべての基点は子ども。
子どもには教育の義務がありますから、環境づくりが必須です。
著者は、「街の文化は一朝一夕には形成されない」と警鐘を鳴らしています。
本書で多摩ニュータウンと共にやりだまに上がっている豊洲では、
そうは言ってもすごい勢いで人が住み始めています。
義務教育の子どもたちを見捨てることはできません。
どれだけ子どもたちに地域特有の教育環境を提供し続けることができるか、
地域の大人たちの力量が試されています。
────────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。

タイトル(5)★★★★★
同じシリーズの本を手に取って「買うほどじゃないな」と棚に戻そうとした時、
奥付付近にある広告が目に飛び込んできました。
タイトルのインパクトが抜群です。
別に引越しはせずとも、
街ごとの文化・環境の差異は私たちにとってとても関心が高いことのひとつです。
たとえば、新しく入った会社や久しぶりに会う友人との会話では、
「いまどこに住んでるの?」、「ああ知ってる!行ったことある!」というように、
住んでいる場所の情報は否応なしに話題に上ります。
本書は「どこに住むのが幸せか」と突きつけることで、
読者に日常的な関心事のソリューションであることが印象づけることに成功しています。
ただ、「住む」という表現が賃貸を連想させ、
実際に私も賃貸暮らしが長いのでそのアタマでいました。
ところが、本書を読んでいるとすぐに
「ファミリータイプのマンションをどこに購入すべきか」
という命題の下に書かれていることがわかります。
賃貸のデータもしっかり載っていますが、より正しく本書の内容を表そうとすると、
「東京のどこに(マンションを)買うのが幸せか」ということになります。
でもあえて「住む」という表現を用いることで、
そこで長い時間を過ごすことの重要性を読者にアピールすることもでき、
最終的にとても妥当なタイトルなように思われます。

ナレッジ(2)★★
豊洲にマンションを買った人がこの本を読んだらいったい‥
価値観は様々なので捉えたいように捉えるのが正解かと。
私自身は不動産価値の評価情報をそれほど必要としていないので、
特に本書によってこの方面の知見が深まったわけではありません。
そうではなく視点を変えて、
東京の街の形成がどのように変遷してきたのか、街の評価を決めるのは何か、
という観点から考える都市文明論としてはなかなかおもしろいです。

スキーム(5)★★★★★
「不動産選びは街選び」から始まって、
「東京の都市形成の歴史」、「不動産価値が高い街の条件」と来て、
読者の関心が高まったところに最後に「エリア別評価」ときます。
とても見事な運び!

総合(3)★★★
全部本気で読もうとすると長い‥
55エリアをぶっ通しで読んだとしても最後の方には半分は内容を忘れているので、
手元に置いておいて、気になったエリアをその都度見返していくのが正解です。


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| ライフスタイル(衣食住・キャリアアップ) | 00:37 | comments(0) | - |pookmark