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モテ写 (澤口留美/薮田織也)

評価:
澤口 留美
アスキー
¥ 1,470
(2008-02-13)

セミナーなどで六本木ヒルズに行く時、
周りの景色に合わせてけっこう華やいだ気分になります。

特にメトロハットからエスカレーターで
地上に抜けていく時の瞬間は大好きです。


こういう時って、歩いていても背筋をしゃんとてみたり、
手足は左右交互なってるか確認してみたり(笑)、
まあ何かと意識しますよね。


でも、普段はどうでしょう。


最近「やべえな」と思って直したのは、
電車待ちやエスカレーターでの”立ち方”です。
要するに何もすることがなく立ち止まっている時。
気を抜くとけっこうヤバいです。

一番ラクなのは正面立ちですね。
でも、これがけっこう格好悪い!!
数秒、あるいは数分そのポーズで立つからには
あまり野暮ったいポーズはしたくないものです。


自分の場合は、とにかく足を正面に向けて揃えることだけは
NGにしようと決めています。
何も華麗なポーズをするわけではなく(ジョジョ立ち?)、
自然でいてカッコイイ見せ方をしたいですよね!


今回ご紹介する『モテ写』は、
もともと写真映りをよくしよう!というテーマの本ですが、
撮影上とても大事なポージングについても言及があって、
とりあえず読むしかない1冊です。


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■本書の構成


●基礎編
 ・基本的な立ち方、座り方
 ・顔(目・唇)、身体(胸・腕・手)の魅せ方


●応用編
 ・部屋、景色との調和の保ち方
 ・小道具の使い方


●写真編
 ・代表的なNGショット


──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント


⇒36ページ【 キャッチライトの法則 】


私たちが顔のどのパーツを最初に見るかといったら、
やはり”目”です。
目力という言葉がある通り、目にはその人の意志を感じます。


昼間の室内でポートレートを撮ろうとすると、
やけに生気のない写真が撮れたりします。
これを避けるべく、目から全体を輝かせる方法を本書は紹介しています。


「キャッチライト」といって、光源に顔を向ける基本技術です。
特に屋内/屋外問わず、強い光源が周りに無いような場合に、
意識して窓の外を見たり、白い壁(光が反射する)の近くに行ったりして、
目に光を入れる、これだけもまったく違う出来栄えになります。


実際に自分も試しで意識するようにすると、
同じシチュエーションでもまるで違う出来栄えになりましたよ。


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⇒72ページ【 シャッターチャンス 】


友人とテニスを楽しんできた折、撮りあった写真を眺めていました。
すると、良い写真には共通して「プレーを感じさせる要素」が入っていたのです。
これからボールをレシーブしようとしている、
サーブの態勢に入る、ペアで声を掛け合っているなどなど。
記憶に残らない写真は、「何をしている状態かわからない」という
もっともな顛末があります。


著者によれば、
 ・動作が完了する一歩手前を収めること
 ・見る人の想像力に訴えかける状態をつくること
それがシャッターを切るタイミングなのだということです。
決して動作に完全にONした状態では撮ってはいけない
(それでは遅すぎる)ということですね。


──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。


タイトル(3)★★★


「モテ」が俗っぽい感じですが、
サブタイトルが「キレイに見せるポージング集」なので、これでうまく中和しています。
表紙での両者のジャンプ率(対比)もメリハリが利いていてきれいです。
ポージングの本、しかも基本に沿ったポージング本は
あまりお目にかかれないので、それだけでも貴重な1冊です。


ナレッジ(4)★★★★


”撮影”は何回も撮ることが基本ですが、
私たちが写真を撮る時、通常1回勝負です。
ここでいかにいいショットを撮れるか、
あるいは撮ってもらえるよう指示できるかは重要です。

その時にどんなことに気をつければいいか、予習するのに最適です。

スキーム(3)★★★


基礎と応用とに分け、
かつキャッチライトやポージングといった大事な点を
繰り返しを登場させ、意味づけを与えていくところにまとまりを感じます。


総合(3)★★★


カメラ本というとマニアックな機械操作を求めることが多く、
あまり軽い気持ちでは入り込めません。
また、『TOKYO1週間』で出てきそうな写真の映り方特集は、
手っ取り早く表情のかわいらしさを演出するものであって
自分撮り以外に応用を利かせることは難しかったりします。
本書は、軽く読めて、でも基本もしっかり押さえている良書。
あまり男性が買っても‥というのはありますが、
これを読んでかわいく彼女を撮ったげましょう!

| マーケティング/プロモーション(PR・撮影技法) | 00:26 | comments(1) | - |pookmark
なぜ、ネットでしかヒットは生まれないのか (津谷祐司)
皆さんの、「これだけは絶対誰にも負ける(痛)」って何ですか?
言えねーよって(笑)。

私自身の無数にあるコンプレックスの中から、
ベストコンプレックスを挙げるとするなら、
「しゃべれないこと」です。

「しゃべれない」を、も少し具体的に定義すると、
雑談ができない、という悩みです。
関西風に言うと、「おもろない」ということになります。
半ば諦めかけてるんですけど‥(^^;)

これはけっこう致命的です。
しゃべる場面は日常的に用意されています(当たり前か)。
特に、人生の節目である就職面接や、合コンとか(笑)、
話ができないのはけっこうツラいっす。

就職試験って(長くても)わずか30分ほどの間で判断されるので、
私のように地が出るのが2ヵ月後とかの人はだめですね。
前にどこかの社長が、「(学生を)2〜3分で判断できる」と言っていましたが、
嘘ではないにせよ、「ちょ、待てよ!」と。

テレビを見ていると、
さんまさんとかタモリさんとか、スタイルは違っても、
よく次から次へ話を展開できるな〜と関心してしまいます。
自分でも絶対テレビには向かない自信があります。

ところが不思議なことに、
‥営業成績は悪くないんです。
もう1度言います。
悪くないんです=良いんです!
厚かましい?(笑)

自分でも本当に不思議でならないのですが、
本書を読んでいるうちに、”ある節目”が自分の流れを(運気を?)変えたことに気づきました。

本書はネット(ネットワークの意味もある)発のヒットが
どういう現象で起きているのかをマーケティング視点で読み解くものですが、
リアルのサービスに関わっている人にも、ヒントを提供してくれる本でもあります。

──────────────────────────────────────
■本書の構成
第1章:ネットコンテンツ市場拡大の分析
第2章:ターゲット・セグメントの捉え方
第3章:マーケティング3Cの応用
第4章:アイデアの生み出し方
第5章:ヒットコンテンツの要件
第6章:媒体とのマッチング(プロモーション)
第7章:G−PDCAサイクルの回し方
第5章:ネットコンテンツの今後の可能性
──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント

⇒142ページ【ヒットコンテンツの要件=悩みの分析】

本書で著者は、
ヒットコンテンツを生み出す術として、自分の悩みを徹底的に分析することを挙げています。
同じ悩みを持つ人とコンテンツが共有された時、ヒットの潮目ができるそうです。

さて、私の悩みは「しゃべれないこと」でした。
でも、営業としてある程度成功していると書きました。

きっかけは、転職により新規開拓営業に身を置いたことでした。
それ以前は代理店営業をしていたので、
新規開拓というと、”もっとしゃべれなければだめ”な印象があります。

ところがどっこい、
代理店営業(ルートセールス)は、
関係性を維持していくためのコミュニケーション力が必要なのに対して、
新規開拓営業は関係性を構築していくためのコミュニケーション力が求められていたのです。

もともと裏方としてイベントを盛り上げていくのが大好きだったこともあり、
1件1件のテレアポ・DM発信・飛び込みをイベントと捉えれば、
自分の長所を最大限に発揮できることを知りました。

これを応用して、
接待なり、飲み会なり、合コンなり、苦手なものはすべて
”イベント化”していくことでその場を嫌いにならないようにしています。

皆さんも、苦手なものほど克服しようとするヒトの学習機能を活かして、
積極的に苦手分野にトライしてみてはいかがでしょうか。

──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。

タイトル(1)★
冷静にタイトルを見ると、
「ネットでしかヒットは生まれない」と読めます。
そんなことはなくて、
ネット発のヒットが主流になってきている要因を分析するのが本書の主題なので、
インパクト重視・内容から逸れてしまっている悪いタイトル付けの例です。
他のジャンルに比べたら、まだまだこのジャンル(ネット一般について書き下ろしたもの)は
少ないと言えるので、発行点数の少なさに助けられた感があり残念です。

ナレッジ(2)★★
マーケティングの観点に則って書かれてあるので、
ビジネス書としては読みやすいです。
STPや4Pといった”共通言語”を使いながら
著者が得意としている映像コンテンツを題材に話を展開しているので、
話にブレが少ないのも読みやすいです。

スキーム(2)★★
最近のネット発ヒット商品の要因分析に始まり、
ヒットコンテンツをどうつくるか、
販路にどう乗せるかという流れになっており、
とてもわかりやすい構成です。

総合(1)★
評価点以上にいいコメントを書いてきましたが、
買うまでではないです。
ヒット分析か、企画・マーケティング本か、著者の成功ストーリーか、
どれも楽しめるようでいて中途半端。
もっと著者のフィールドである携帯コンテンツでのヒットの飛ばし方に絞って
話を展開したらおもしろかったかなと感じます。


JUGEMテーマ:ビジネス


| マーケティング/プロモーション(PR・撮影技法) | 18:51 | comments(0) | - |pookmark
お客をまとめてつかまえる「セミナー営業」の上手なやり方 (船井総合研究所/斉藤芳宣)
皆さん、5月病大丈夫ですか〜。
新卒の方は、ちょうど配属先が決まり、憧れだった業務がスタートしているはず。
いやいや、もうやってるぜ!って方は、ベンチャー系の方でしょうか。

そう、上場企業とベンチャーの違いについて最近触れていますが、
研修の内容もだいぶ違います。だいぶです。

組織の中に自分を噛み合わせるのが上場企業での働き方で、
自ずと研修内容も、理念や規則、組織体制の説明に時間が割かれます。
フィールドワークや現場実習があるのも特徴的です。

ベンチャーでは、いきなり名刺を持って営業したり、
開発のタスクをもらったり、その時会社が必要な業務を任されて、
その中で必要になるスキルを中心に研修されます。

今回はセミナー営業の本についてですが、
研修について少し考えてみましょう。
いきなり立ち読みのポイントから入ります。

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■立ち読みのポイント

⇒144ページ【研修(セミナー)中に、アウトプットする時間の大切さ】

「悪い」研修は、えてして次の2点が欠けています。
・教える側が、一方的にしゃべっている
・教わる側に、一方的に作業をさせている

職場やアルバイト先を思い返してみてください。
あるあるって‥(笑)

(ビジネスとしてのセミナーの話ですが)
うまい講演者は、
・自分の体験から、感動を与える
・その感動を聴いている人の未来に落とし込む
この2点が徹底されています。

会社や店舗での社員研修はどうでしょう?
本書を見ていてつくづく感じたのが、
教育係が、受講者にアウトプットする時間を与えていないことです。

インプットについてはひと通り説明をして、
「まあ、実際にやってみないとわかんないよね。」続きはOJTで!
的な流れが多いのです。

受講者本人の中で消化させる余裕を持たせないと、
作業をこなすだけの新人が生まれていきます。

またはアウトプットの観点を誤解していて、
レポートや日報を書かせているケース。
ただ書かせればいいものではありません。
(教育係が)”気づいて欲しいこと”、(受講者が)”気づきたいこと”を
明らかにしないと、双方にとって無意味で負担の大きいオペレーションになってしまいます。

研修で得た”情報”を元に、いかに”自分の”未来に活かすか、
受講者に考えてもらわなければいけません。

キーワードが2つ出てきました。
教育係は、マニュアルに自分の付加価値をつけた”情報”を与えること。
受講者は、会社ではなく、”自分の”成長にどう役立てるか考えること。

多くの企業では研修レポート/日報は書かせても、
受講者アンケート/満足度調査は実施していません。
思い切って実施してみると、研修する側にも、新たな発見があるはずなんですけどね。

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■本書の構成
第1章:コンセプト企画
第2章:準備の手順
第3章:DMの作り方
第4章:主催者としての運営の仕方
第5章:受注に結びつけるアフターフォロー
第6章:その他
──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。

タイトル(3)★★★
「セミナー営業」と言えば、船井総研の得意技ですから、
そのままストレートなタイトルが効いています
シンプルなタイトル付けで成功している例ですね。

ナレッジ(3)★★★
何度かセミナーをやっている人にとっては、”確認”の意味合いが濃い内容です。
だからこそ、基本事項は読み飛ばして、
重要な点だけを拾い読みすることができるので、手軽に新しいナレッジに触れられます。

スキーム(4)★★★★
実際にセミナーを開催するまでの流れに沿って展開していて、流れにブレがありません。
他に、役立つツールやURLもリスト化されていて、とても本編が見やすいです。

総合(3)★★★
今や多くの企業がインバウンド営業を試みています。
船井総研として、DMの作り方だけを紹介する本は過去にも数冊ありました。
今回は、流れの中でどう活かすかがわかる内容になっており、
入門者に限らずセミナー主催者に最適な一冊になっています。


JUGEMテーマ:ビジネス
| マーケティング/プロモーション(PR・撮影技法) | 00:03 | comments(0) | - |pookmark
会社の売り方、買い方、上場の仕方、教えます! (竹内謙礼/青木寿幸)
評価:
竹内 謙礼,青木 寿幸
明日香出版社(発行:クロスメディア・パブリッシング)
¥ 1,575
(2008-02-12)
皆さんは「上場企業で働いてみたい」と思いますか?

新卒の人や一度ベンチャーを経験している人は、強くそう思うのではないでしょうか。
私もそうでした。

風が吹けば飛ぶような売上・利益の会社では、
何となく不安になってしまいます。

会社の規模・知名度・格、これらを担保するのが、
(特に従業員の目線では)上場という証になります。

親や恋人の親(!)も安心させられますよね〜。
名刺にも箔が付くし。

これまでブログで何度も転職本を紹介してきました。
私自身、転職っ子です。(あまり誉めたものではないですが‥)
縁あって上場企業・ベンチャーどちらも経験しています。
もしこれから上場企業への転職を狙うなら、
皆さんにひとつだけ心に留めておいて欲しいことがあります。

絶対に自分のキャリアプランを明確にすること。10年先まで。

―これを怠ると痛い目を見ます。
なんだ、そんなことかって(笑)

非上場企業では、徹底的に自分の提案力と行動力を求められます。
事業に関しては集中してリソースを投下しているはずなので、
ポテンシャルが高ければ一気に突き抜けることができます。

これに対して上場企業では、
会社の運営体制にいかに自分を合わせられるかを求められます。
好きな仕事、花形の部署ではないかもしれないし、転勤もあるかもしれない。
その中で自分をアジャストしていく器量が求められます。

かなりざっくりとした括りで話してしまいましたが、
これ、本当に本当です。

もしポテンシャルに自信があって、やりたい仕事・業種・職種が決まっている場合には、
間違いなく!ベンチャーをおすすめします。

もし業務の内容そのものよりも、会社に惚れ抜いていたり、業界全体を見渡したい場合には、
上場企業が合っています。
上場していてもベンチャーっぽい雰囲気のところはあります、たしかに。
でも、集まってくる人の傾向として、上記のような判断基準が多分に当てはまるのです。

10年先のキャリアプランを持つのはとても難しいこと。
でも、個人目標があると不思議とそこに向かって頑張れるものです。

────────────────────────────────────────
■本書の構成
第1章:上場のメリット、上場準備に必要なこと
第2章:上場までのステップ、タイミング
第3章:会社売却価値の算出方法
第4章:M&Aを成功させるポイント、失敗するポイント
第5章:事業継承時の考え方
第6章:売却価値を高める組織編成
────────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント

⇒34ページ【上場の準備期間】

経営者の視点に立ってみると、
「上場するのにこれくらいの売上が必要なんだ!」って当たり前のように納得できます。
でも従業員の視点に立ってみると、
「あ、そうなんですか〜」、もしくは「ハイ、わかりました!」って感じです。
もし読者の中に上場準備期間に入っている会社の従業員の方がいたら、
会議で役員との温度差を感じませんか?(マネジメントの問題でもありますが‥)
現場で働く身としては、「既に忙しいし、頑張ってるんで」と言いたいところです。

なぜこのような温度差が生じるのか?
本書では、投資家は将来儲かりそうな株を買いたい=売上の伸びが一番いいときに上場するのがベストと解説されています。

つまり、もし仮に、「なんでそこまでして売上が欲しいのよ」と思う従業員がいたら、
上場の根本原理を理解していないことになります。
マネジメントの責任ですね。

上場の効果を説いたり、ストックオプションの配布をする会社は多いのに、
「なぜ今私たちはきつい状況にあるのか」の説明をすっ飛ばしてしまう会社があります。
これでは、「忙しさの意味」を理解することができない従業員には、正に”猫に小判”です。

上場するには、ジェットコースターのような売上が必要。
「公開前期/前々期にある私たちは、会社の歴史の中でも、そしてこの先と比べても、おそらく最もきついタイトな時期にあるんだ。そこを一緒に乗り越えようぜ!」‥とか言われてみて初めて、
ようやく「ああ〜、頑張ります!」となるんですけど、
いかんせんここを省略してしまう経営者が多いので、真意が伝わりにくい現状です。

205ページにも、
なぜ成果主義にすると「忙しい!」「人が足りない!」状況になるのかが解説されていますが、
要するに、「忙しさの意味」をアナウンスしきれていないから生じる齟齬です。
もし経営者が説明を省略するようなら、
マネージャーの方はここを噛み砕いてスタッフに説明できなければいけませんよね。
そんな意味でも本書のような読みやすい本が出てくることには価値があります。

────────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。

タイトル(3)★★★
上場、M&Aといったキーワードを、平易な言葉を使って置き換えていて、
ターゲットである私のようなビギナーにすっと響きます。
特に最近はどこもかしこも、「上場を目指す」という空気があるので、
多くの従業員にとって興味のあるテーマのはずです。
オビも良くて、
「ストーリーで教える世界で一番カンタンな〜」とあります。
これをさらに引き立てるとすると、「ストーリー」の部分を少し噛み砕くといいかもしれません。
本書の主人公である西条先生は、若くて才気溢れる女性の経営コンサルという設定です。
このキャラクターが本編でも存分に活かされているので、
オビで匂わしてみてもおもしろいです。

ナレッジ(3)★★★
「初心者向け」に書くことが徹底されています。
たとえば、用語1つ取ってもそう。
証券会社、監査法人、ベンチャーキャピタル‥
管理の世界に身を置いている人にとっては常識でも、
フロントの人は勉強しないと普通は関係性がわかりません。
このあたりの用語をさらっと使ってしまう「入門書」が多いのです。
他の入門書でつまづいた方は、この本ですっきり整理できます。

スキーム(4)★★★★
読みやすい!
オビにある通り、ストーリー仕立てでトピックが展開されます。
財務/経理関連の本にありがちな、
やたら解説的な口調だったり、いつの間にか別立てで解説が始まったり、ということがなく、
素直にストーリーに集中して読めます。
経営コンサルタントである主人公に対して、
自分が依頼主になった気分で物語の中に入れます。

総合(3)★★★
個人的には初めて?挫折せずにこの手の本を読みきったような‥
それほど、入門書を装った専門書が多い!
多くの類書が必ずどこかしらのステップで解説を省きます。
それが読者を挫折させる素に‥
上場前の会社の社員におすすめの一冊です。


JUGEMテーマ:ビジネス


| マーケティング/プロモーション(PR・撮影技法) | 17:39 | comments(0) | - |pookmark
おしゃれなポートレイトの撮り方4 (魚住誠一)
突然ですが、付き合う人が愛読するファッション誌に何か傾向はありますか?
(奥さん/旦那さん・好きな人でもいいです)
私の場合、なぜか「non-no」「MORE」(いわゆるベーシックカジュアル)読者なんです。
これを言うと友達に笑われるんですよね〜。「らしい!」って。
(上記の読者の人ごめんなさい)
大学生の時に「ワイルドさが足りない」と発破をかけられた身分なので、
付き合ってもらえるだけでありがたい話なのですが、
もうちょっと自分も冒険心を出して「JJ系」まで踏み込みたいところです。

さて、いつからカメラマンになったんだ?という今回のお話。
実は仕事でプロモーションも自分の大事な業務の一つとして請け負っています。
DMやちらしといった販促ツールの企画、それと最近はウェブサイトも担当しています。
それぞれにおいて大事なのは、写真の使い方。
特にウェブはテキストだけで構成するとリスクが高いため、
写真/画像の使い方が一段と重視される時代になりました。

かなりフォーマルな宣伝物をつくる場合、
写真は外部のカメラマンに委託するのが普通です。
ところが、実際にはこちらでパシャパシャ撮っていかないと、
いざ誌面を構成する段になって、使える写真が無いこともままあります。
大きな会社で自社内に写真部員を抱えている場合は注意してください。
カメラの扱いに慣れている=いい写真が撮れるわけではありません。
私は以前出版社にいたのですが、自社の雑誌媒体を見ていて
なぜこんなに力の無い写真を載せるんだ!?と疑問に思ったことが何度かあります。
※専門誌は目も当てられません。もちろんファッション誌は別格でした。

では、どこで差がつくのか?
FUJIFILMは人の顔を素早く検出して自動的にピントを合わせる「顔キレイナビ」を
FinePixシリーズに搭載してデジカメにおける人物検出機能に先鞭をつけました。
この機能の目的は、「デジカメ撮影のほとんどは人を撮ること」、
というマーケティングデータに基づいています。
人物を普通に撮ることに用途を限定した場合、
「いかにいい笑顔が撮れるか」で大きな差がつきます。

「そんな簡単なこと、百も承知」ですよね。
でも商業用に撮ろうと思ったら、案外難しくないですか?笑顔を引き出すの。
私はサービス業がてら子ども相手の写真を撮ることが多いのですが、
「は〜い、笑って〜」と言おうものなら、
彼・彼女らは最高に引きつった笑顔で応えてくれます。
最初はもうどうしようかと思いました!大人の事情とか知らないですからぶー

そのうち、たまに撮れるいい写真には、ある「共通項」があることに気がつきました。
「歯が出ている」ことです。にかっと。
笑顔は笑顔。でも心から笑っている時、人は自然に口を開きます。
雑誌ではモデルに様々な表情の変化を持たせますが、
私のような素人が手っ取り早くいい写真を撮るためには、
「まずは歯をいかに出させるか」が大事だとわかり、
子どもたちの笑顔を引き出すのに日々格闘しています。

現在はいろいろな「ワザ」を覚えましたが、
大人相手に使えるかわからないので、ここでは披露しません。
代わりに、プロが教える本当に役立つ写真の撮り方をご紹介します。
本書の著者でなくて恐縮なのですが、
「プロが教える女性の撮りかた講座」(http://aska-sg.net/ht_photo/index.html)
をぜひご覧ください。特に注目するのは以下のの3つ。
第1回:モデルと仲良くなろう
第29回:自然な笑顔を撮るコツ
第30回:初心者モデルをその気にさせるコツ
サイト名からちょっとグラビアンな香りがしますが、
中身は本当にまじめなので安心してください。上記の3回は必見です!!

運営されている薮田織也さんが言うには、
「撮影はコミュニケーションがすべて」だということです。
いや、そこまで言ってないかもしれませんが、
テクニックの紹介が主のサイトで、
3回も特別にコミュニケーションの大切さについてページを割いているのだから、
本当なのでしょう。
私もうまく撮りたくってジュンク堂でカメラ誌を何冊も読みましたが、
大概が機材の使い方か、ただの写真集化したものになっています。
実は今日ご紹介する以外にもう1冊出色の本があるのですが、
この著者の本を除いては、
ほとんどコミュニケーションの重要性について述べている本はありません。
ですから、本出ないかな〜と思いつつ、ちょくちょく上のサイトを参考にしています。
自分が出版社の企画担当だったら絶対出版の交渉しに行くのになあ。

だいぶ話がそれてきました。
そうそう、いい写真を撮るには。
実は笑顔の他に、もうひとつ私のような素人が押さえておくべき要素があったんです。
それが、「ポージング」。
これも一般のカメラの本にまったく載っていません。
正面から普通に笑顔の写真を撮ろうとすると、
家族写真みたいに温かみはあるものの味気ない画が上がってきます。
特に私の場合、相手が子どもなので、
放っておくと彼・彼女らは全部Vサインで済ませようとします。
いかにも「撮りました」的な写真はちらしやDMには落とせませんから、
何回か好きなようにふざけさせて、後はポーズをこちらで誘導するようにしています。

でも私が撮らせてもらっている子どもたちは、モデルの卵でも何でもないので、
(そこがかわいい)
油断するとすぐに私もネタ切れを起こしてしまいます。
なので、ポージングについて勉強できる本は無いかなと探していたわけです。
今回ご紹介する本は、ねらいとはちょっとそれるけど、
ポージング事例集を標榜する数少ない本です。
とても子どもには適用できない華麗なポージングが収録されているのですが、
カップルで旅行に行く時に、「これやってみてよ」とか、「これはどう」
なんて言いながら、ポージングで遊ぶのもきっと楽しいと思いますよ!
────────────────────────────────────────
■本書の構成(本文目次をそのまま引用)
Session01: 赤文字ファッション誌風おしゃれポートレイトの極意
Session02: 進化した日中シンクロの技術が見たい!
Session03: 2006〜07年、モノクロポートレイト大革命!
Session04: コーディネート別、モデルのポージング集!
Session05: ”美肌”でわかる、3大カメラメーカー新機種比較!
「ビしゃブロ」っぽくないスマートな見出しですねえ。
ご覧のように、機材の使い方や写真集的な傾向が本書にもあるのですが、
ひとつひとつのカットのねらいが丁寧に書かれてあるので、
用語の意味はわからなくても写真の意図は理解することができます。
手元に1冊あってもいいと思います。
────────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント
⇒Session04【「グラビア」と「ファッション」のポージングの使い分け・魅せ方】
男子残念!「グラビア」のポージング比率は少ない、というかほとんど無いです。
こういうところが健全で本書に好感を覚えるところでもあります楽しい
さて、この章ではグラビアとファッションのポーズを両方できるモデルを迎えて、
雰囲気のつくり方を学びます。
ファッション誌系は、アイテムやコーディネートを見せるために「引き」が基本になり、
グラビア系は、人物やチャームポイントを撮るために思い切り「寄る」、
主な違いはそんなところです。
このページを見ていてあらためて思ったことは、服装の色づかいの大切さ。
はっきりとしたメイン色、それを引き立てるためのサブ色や背景の活かし方。
勉強になります!
幼児はまだ園服に帽子というナイスなアイテムまで付いていてばっちりなのですが、
小学生や中学生って着る服が淡色だったり、上下同素材だったり、
ジャージだったりで、もうたいへん汗
「一番派手でしっかりした生地の服、着て来て!」なんて言っています。
自分もどんな服を着て来られてもいいように、背景との組み合わせを勉強しなきゃ。
────────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。

タイトル(4)★★★★
「人物を」「おしゃれに撮る」という多くの人の関心が高いタイトルになっています。
オビにある「女の子がかわいいと思う『赤文字系ファッション誌風ポートレイト』とは?」
あたりの表現も用途が具体的で利いています。
細かいところですが、「ポートレイト」?「ポートレート」?はたまたどちらでも良い?

ナレッジ(1)★
読む側のスキルが要求されるので、
はっきり言って私のようなまるで機材を知らない人が読んでもだめです。
ポージングという切り口からは、「見て感じる」ヒントはままあるものの、
ヒントを体系化してノウハウレベルでまとめているわけではないので、
やはり本棚の彩りとしての要素が強いかもしれません。

スキーム(0)−
本シリーズには毎回、特集テーマのようなものが設定されていますが、
冊子全体を通して明確な文脈があるかというとそうではありません。
著者のテクを細切れに学んでいく感じです。良く言えば飽きないですのですが‥

総合(1)★
もう、本当に読む人の立場によります。
カメラ初心者の方は、彼や彼女と旅行に行く前に読んでおくことをおすすめしますおはな


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| マーケティング/プロモーション(PR・撮影技法) | 21:52 | comments(0) | - |pookmark
「千代田に『サンプル・ラボ』の仕掛け人がやってくる!」セミナー (メル・ポスネット/松下昌示)
その昔、床屋さんにて読んだ「美味しんぼ」で、
デパートの試食品をコースにして食べてしまうという話が出てきました。
漫画染みているけどできなくもない‥
麒麟の田村少年もびっくりの発想です!
この話、記憶が曖昧だったので調べてみると、
第3巻に収録されている「接待の妙」という話でした。
まだ山岡のアゴが妙に突き出ている頃です。
山岡が浮浪者の辰さんに呼びかけて上記の内容でケチ社長を接待する展開。
ちなみに「『美味しんぼ』塾ストーリーブログ」(http://oishimbo.jp/)
を参考にさせてもらったのですが、
本当に今日の私のために作られたとしか思えない細かいつくり‥
思わぬところでブログの奥行きを感じました。

美味しんぼの連載開始が1983年なので、
この話も当時の時代背景を受けて書かれているはずです。
今回は試供品のポータルスペース、サンプル・ラボの話ですが、
豊かな暮らしの人たちがサンプル品に群がる時代、
前出の辰さんもびっくりしていることでしょう。
今ではもう、「お試し」の意味合いよりも
新しいものを提供する、ユーザー心理を分析する、
そんな位置づけで試供品のハンドリングをされるようになりました。
サンプル品の価値を押し上げたのは、間違いなくサンプル・ラボの功績と言えます。
────────────────────────────────────────
本セミナーは、
財団法人まちみらい千代田が主催する第2回オープンセミナーとして行われたもので、
東西線の竹橋駅から微妙に歩く、ちよだプラットフォームスクエアにて実施されました。
月間アスキー(2007.11月号)のインタビューをはじめ、
数々のメディアで取り上げられ、かなり注目度は高かったのですが、
講師をされた松下さんは意外にもこれが初の講演ということです。
参加者は目算でおよそ80人。
18:30-19:30までの1時間が講演、
19:30-20:00までが質疑応答の流れでした。
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■講演の要旨
【発想のきっかけ】
・母体であるメル・ポスネットはSP会社としてポスティング、ハンドリングを行う
・街頭サンプリングではターゲッティングと効果測定の課題がつきまとう
・ついででもらったものをユーザーは使わない
【顧客のニーズ】
・サンプル提供企業のニーズは、新商品開発とプロモーションの2つ
・新商品開発要素では、会員組織化によりアンケート実施、グループインタビューが可能
・プロモーション要素では、選べる・試せるの他、イベント会場としての魅力もある
【コンセプト形成】
・プロジェクト発足と同時に量販店に置いてある売れない商品・売れる商品の分析をした
・売れない商品は、ブランド力、プロモーション力、デザイン性で劣る
・ユーザーの好意を形成する商品づくりが大事だと気づく
【成功要因】
・成功要因は、店舗、アライアンス、会員管理システム
・店舗は高いデザイン性と好立地により、商品であるサンプルとのギャップをつくった
・アライアンスは各分野でNo.1のブランド力を持つ企業と組む
・会員管理は、ネットで予約できるよう高度なシステムを開発した
【今後の展開】
・ゼネコンや大手量販店からの出店依頼が相次ぐ
・海外との提携も模索している
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それでは5点満点での評価です。

内容(3)★★★
参加者の質問の内容から、
パブリシティとビジネスモデル、いずれかを勉強しに来た方が多いようでした。
私はビジネスモデル派なのですが、
正直、リーシングやプライシングといった営業面の話、
さらに今後のネット活用についてもう少し踏み込んで聞きたかったです。
1時間は足りないですね‥講演時間そのものとしては最適ですが。

講師(3)★★★
ご本人が言っていたように、
営業本部長というより職人気質な人柄を感じました。
サンプルラボは3名のプロジェクトチームからスタートしたということなので、
チームの和やコミュニケーションの質を大事にしているのではないかと
推測されます。(ご本人が話していたわけではないのですがおそらく)

資料(2)★★
会社案内が1冊。コンセプト、料金、会員属性、パブリシティ等々を記載。
ホームページの内容を少し定量的に踏み込んだものになっており、
参考にはなりますが戦略はよくわからないので(講演に預けられた形)、
講演時の資料を付け足してもらえたら良かったです。

時間(3)★★★
ご自身初の講演という割に、持ち時間をきっちりと消化する安定感。
初めのうちはメモを確認しながらで硬さがあったのですが、
店がオープンする時の話をするにつれ色々な工夫が語られ、ライブ感が出てきました。
強いて難点を言えば、質疑応答の際の主催者側の進行です。
当初、質疑に40分も配分されていたので、場が持たないのではと危惧していましたが、
途中から、事前に受け付けた質問を一問一答形式にすることでテンポが良くなります。
ですが、司会の方があまりに空気を読みすぎる方で、
「これはもう先ほど答えましたね」「これは答えづらいですね」
と勝手にさばいていってしまうので、
そこもうちょっと突っ込んで聞きたいのに!というところが聞けませんでしたパンチ
司会が最大限にイニシアチブを取ることは
イベントを成功させるにはこれ以上ないくらい大事な要素です。
しかし、「参加者」なら「何」を望むかを考慮して、
講師とぎりぎりのせめぎあいをするのもまた司会の力量です。
空気を読みすぎるのも問題だなと思いました。

費用(4)★★★★
告知より安くなっていたようで2,000円でした。
申込人数によって割引が発生するシステムを取っており、
集客には良い戦略だと思いますが、
こうしたセミナーは参加者の意識が低いととんでもない光景になったりするので、
このあたりは諸刃の剣です。
会社での研修会運営が難しいように、
個々に関心の異なる個人を一つの場所に収めることはとてもリスキーなこと。
もちろんそれでもやらねばいけない場合があるのでたいへんです。
会社で研修担当をされている皆さん、ガンバです!!

総合(3)★★★
松下さんの講演自体が現時点でレアだとすると、やはり聞けて良かったです。
話をきっちりまとめられる方なので、
事業の拡大に合わせてこれから講演依頼が増えることでしょう。
にしても、今回スライド資料はほとんど使わずに進行して、
それでいて話に飽きることがなかったので
やはりライブ感のあるいい講演だったのだと言うことができます。


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