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「千代田に『サンプル・ラボ』の仕掛け人がやってくる!」セミナー (メル・ポスネット/松下昌示)
その昔、床屋さんにて読んだ「美味しんぼ」で、
デパートの試食品をコースにして食べてしまうという話が出てきました。
漫画染みているけどできなくもない‥
麒麟の田村少年もびっくりの発想です!
この話、記憶が曖昧だったので調べてみると、
第3巻に収録されている「接待の妙」という話でした。
まだ山岡のアゴが妙に突き出ている頃です。
山岡が浮浪者の辰さんに呼びかけて上記の内容でケチ社長を接待する展開。
ちなみに「『美味しんぼ』塾ストーリーブログ」(http://oishimbo.jp/)
を参考にさせてもらったのですが、
本当に今日の私のために作られたとしか思えない細かいつくり‥
思わぬところでブログの奥行きを感じました。

美味しんぼの連載開始が1983年なので、
この話も当時の時代背景を受けて書かれているはずです。
今回は試供品のポータルスペース、サンプル・ラボの話ですが、
豊かな暮らしの人たちがサンプル品に群がる時代、
前出の辰さんもびっくりしていることでしょう。
今ではもう、「お試し」の意味合いよりも
新しいものを提供する、ユーザー心理を分析する、
そんな位置づけで試供品のハンドリングをされるようになりました。
サンプル品の価値を押し上げたのは、間違いなくサンプル・ラボの功績と言えます。
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本セミナーは、
財団法人まちみらい千代田が主催する第2回オープンセミナーとして行われたもので、
東西線の竹橋駅から微妙に歩く、ちよだプラットフォームスクエアにて実施されました。
月間アスキー(2007.11月号)のインタビューをはじめ、
数々のメディアで取り上げられ、かなり注目度は高かったのですが、
講師をされた松下さんは意外にもこれが初の講演ということです。
参加者は目算でおよそ80人。
18:30-19:30までの1時間が講演、
19:30-20:00までが質疑応答の流れでした。
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■講演の要旨
【発想のきっかけ】
・母体であるメル・ポスネットはSP会社としてポスティング、ハンドリングを行う
・街頭サンプリングではターゲッティングと効果測定の課題がつきまとう
・ついででもらったものをユーザーは使わない
【顧客のニーズ】
・サンプル提供企業のニーズは、新商品開発とプロモーションの2つ
・新商品開発要素では、会員組織化によりアンケート実施、グループインタビューが可能
・プロモーション要素では、選べる・試せるの他、イベント会場としての魅力もある
【コンセプト形成】
・プロジェクト発足と同時に量販店に置いてある売れない商品・売れる商品の分析をした
・売れない商品は、ブランド力、プロモーション力、デザイン性で劣る
・ユーザーの好意を形成する商品づくりが大事だと気づく
【成功要因】
・成功要因は、店舗、アライアンス、会員管理システム
・店舗は高いデザイン性と好立地により、商品であるサンプルとのギャップをつくった
・アライアンスは各分野でNo.1のブランド力を持つ企業と組む
・会員管理は、ネットで予約できるよう高度なシステムを開発した
【今後の展開】
・ゼネコンや大手量販店からの出店依頼が相次ぐ
・海外との提携も模索している
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それでは5点満点での評価です。

内容(3)★★★
参加者の質問の内容から、
パブリシティとビジネスモデル、いずれかを勉強しに来た方が多いようでした。
私はビジネスモデル派なのですが、
正直、リーシングやプライシングといった営業面の話、
さらに今後のネット活用についてもう少し踏み込んで聞きたかったです。
1時間は足りないですね‥講演時間そのものとしては最適ですが。

講師(3)★★★
ご本人が言っていたように、
営業本部長というより職人気質な人柄を感じました。
サンプルラボは3名のプロジェクトチームからスタートしたということなので、
チームの和やコミュニケーションの質を大事にしているのではないかと
推測されます。(ご本人が話していたわけではないのですがおそらく)

資料(2)★★
会社案内が1冊。コンセプト、料金、会員属性、パブリシティ等々を記載。
ホームページの内容を少し定量的に踏み込んだものになっており、
参考にはなりますが戦略はよくわからないので(講演に預けられた形)、
講演時の資料を付け足してもらえたら良かったです。

時間(3)★★★
ご自身初の講演という割に、持ち時間をきっちりと消化する安定感。
初めのうちはメモを確認しながらで硬さがあったのですが、
店がオープンする時の話をするにつれ色々な工夫が語られ、ライブ感が出てきました。
強いて難点を言えば、質疑応答の際の主催者側の進行です。
当初、質疑に40分も配分されていたので、場が持たないのではと危惧していましたが、
途中から、事前に受け付けた質問を一問一答形式にすることでテンポが良くなります。
ですが、司会の方があまりに空気を読みすぎる方で、
「これはもう先ほど答えましたね」「これは答えづらいですね」
と勝手にさばいていってしまうので、
そこもうちょっと突っ込んで聞きたいのに!というところが聞けませんでしたパンチ
司会が最大限にイニシアチブを取ることは
イベントを成功させるにはこれ以上ないくらい大事な要素です。
しかし、「参加者」なら「何」を望むかを考慮して、
講師とぎりぎりのせめぎあいをするのもまた司会の力量です。
空気を読みすぎるのも問題だなと思いました。

費用(4)★★★★
告知より安くなっていたようで2,000円でした。
申込人数によって割引が発生するシステムを取っており、
集客には良い戦略だと思いますが、
こうしたセミナーは参加者の意識が低いととんでもない光景になったりするので、
このあたりは諸刃の剣です。
会社での研修会運営が難しいように、
個々に関心の異なる個人を一つの場所に収めることはとてもリスキーなこと。
もちろんそれでもやらねばいけない場合があるのでたいへんです。
会社で研修担当をされている皆さん、ガンバです!!

総合(3)★★★
松下さんの講演自体が現時点でレアだとすると、やはり聞けて良かったです。
話をきっちりまとめられる方なので、
事業の拡大に合わせてこれから講演依頼が増えることでしょう。
にしても、今回スライド資料はほとんど使わずに進行して、
それでいて話に飽きることがなかったので
やはりライブ感のあるいい講演だったのだと言うことができます。


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