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おしゃれなポートレイトの撮り方4 (魚住誠一)
突然ですが、付き合う人が愛読するファッション誌に何か傾向はありますか?
(奥さん/旦那さん・好きな人でもいいです)
私の場合、なぜか「non-no」「MORE」(いわゆるベーシックカジュアル)読者なんです。
これを言うと友達に笑われるんですよね〜。「らしい!」って。
(上記の読者の人ごめんなさい)
大学生の時に「ワイルドさが足りない」と発破をかけられた身分なので、
付き合ってもらえるだけでありがたい話なのですが、
もうちょっと自分も冒険心を出して「JJ系」まで踏み込みたいところです。

さて、いつからカメラマンになったんだ?という今回のお話。
実は仕事でプロモーションも自分の大事な業務の一つとして請け負っています。
DMやちらしといった販促ツールの企画、それと最近はウェブサイトも担当しています。
それぞれにおいて大事なのは、写真の使い方。
特にウェブはテキストだけで構成するとリスクが高いため、
写真/画像の使い方が一段と重視される時代になりました。

かなりフォーマルな宣伝物をつくる場合、
写真は外部のカメラマンに委託するのが普通です。
ところが、実際にはこちらでパシャパシャ撮っていかないと、
いざ誌面を構成する段になって、使える写真が無いこともままあります。
大きな会社で自社内に写真部員を抱えている場合は注意してください。
カメラの扱いに慣れている=いい写真が撮れるわけではありません。
私は以前出版社にいたのですが、自社の雑誌媒体を見ていて
なぜこんなに力の無い写真を載せるんだ!?と疑問に思ったことが何度かあります。
※専門誌は目も当てられません。もちろんファッション誌は別格でした。

では、どこで差がつくのか?
FUJIFILMは人の顔を素早く検出して自動的にピントを合わせる「顔キレイナビ」を
FinePixシリーズに搭載してデジカメにおける人物検出機能に先鞭をつけました。
この機能の目的は、「デジカメ撮影のほとんどは人を撮ること」、
というマーケティングデータに基づいています。
人物を普通に撮ることに用途を限定した場合、
「いかにいい笑顔が撮れるか」で大きな差がつきます。

「そんな簡単なこと、百も承知」ですよね。
でも商業用に撮ろうと思ったら、案外難しくないですか?笑顔を引き出すの。
私はサービス業がてら子ども相手の写真を撮ることが多いのですが、
「は〜い、笑って〜」と言おうものなら、
彼・彼女らは最高に引きつった笑顔で応えてくれます。
最初はもうどうしようかと思いました!大人の事情とか知らないですからぶー

そのうち、たまに撮れるいい写真には、ある「共通項」があることに気がつきました。
「歯が出ている」ことです。にかっと。
笑顔は笑顔。でも心から笑っている時、人は自然に口を開きます。
雑誌ではモデルに様々な表情の変化を持たせますが、
私のような素人が手っ取り早くいい写真を撮るためには、
「まずは歯をいかに出させるか」が大事だとわかり、
子どもたちの笑顔を引き出すのに日々格闘しています。

現在はいろいろな「ワザ」を覚えましたが、
大人相手に使えるかわからないので、ここでは披露しません。
代わりに、プロが教える本当に役立つ写真の撮り方をご紹介します。
本書の著者でなくて恐縮なのですが、
「プロが教える女性の撮りかた講座」(http://aska-sg.net/ht_photo/index.html)
をぜひご覧ください。特に注目するのは以下のの3つ。
第1回:モデルと仲良くなろう
第29回:自然な笑顔を撮るコツ
第30回:初心者モデルをその気にさせるコツ
サイト名からちょっとグラビアンな香りがしますが、
中身は本当にまじめなので安心してください。上記の3回は必見です!!

運営されている薮田織也さんが言うには、
「撮影はコミュニケーションがすべて」だということです。
いや、そこまで言ってないかもしれませんが、
テクニックの紹介が主のサイトで、
3回も特別にコミュニケーションの大切さについてページを割いているのだから、
本当なのでしょう。
私もうまく撮りたくってジュンク堂でカメラ誌を何冊も読みましたが、
大概が機材の使い方か、ただの写真集化したものになっています。
実は今日ご紹介する以外にもう1冊出色の本があるのですが、
この著者の本を除いては、
ほとんどコミュニケーションの重要性について述べている本はありません。
ですから、本出ないかな〜と思いつつ、ちょくちょく上のサイトを参考にしています。
自分が出版社の企画担当だったら絶対出版の交渉しに行くのになあ。

だいぶ話がそれてきました。
そうそう、いい写真を撮るには。
実は笑顔の他に、もうひとつ私のような素人が押さえておくべき要素があったんです。
それが、「ポージング」。
これも一般のカメラの本にまったく載っていません。
正面から普通に笑顔の写真を撮ろうとすると、
家族写真みたいに温かみはあるものの味気ない画が上がってきます。
特に私の場合、相手が子どもなので、
放っておくと彼・彼女らは全部Vサインで済ませようとします。
いかにも「撮りました」的な写真はちらしやDMには落とせませんから、
何回か好きなようにふざけさせて、後はポーズをこちらで誘導するようにしています。

でも私が撮らせてもらっている子どもたちは、モデルの卵でも何でもないので、
(そこがかわいい)
油断するとすぐに私もネタ切れを起こしてしまいます。
なので、ポージングについて勉強できる本は無いかなと探していたわけです。
今回ご紹介する本は、ねらいとはちょっとそれるけど、
ポージング事例集を標榜する数少ない本です。
とても子どもには適用できない華麗なポージングが収録されているのですが、
カップルで旅行に行く時に、「これやってみてよ」とか、「これはどう」
なんて言いながら、ポージングで遊ぶのもきっと楽しいと思いますよ!
────────────────────────────────────────
■本書の構成(本文目次をそのまま引用)
Session01: 赤文字ファッション誌風おしゃれポートレイトの極意
Session02: 進化した日中シンクロの技術が見たい!
Session03: 2006〜07年、モノクロポートレイト大革命!
Session04: コーディネート別、モデルのポージング集!
Session05: ”美肌”でわかる、3大カメラメーカー新機種比較!
「ビしゃブロ」っぽくないスマートな見出しですねえ。
ご覧のように、機材の使い方や写真集的な傾向が本書にもあるのですが、
ひとつひとつのカットのねらいが丁寧に書かれてあるので、
用語の意味はわからなくても写真の意図は理解することができます。
手元に1冊あってもいいと思います。
────────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント
⇒Session04【「グラビア」と「ファッション」のポージングの使い分け・魅せ方】
男子残念!「グラビア」のポージング比率は少ない、というかほとんど無いです。
こういうところが健全で本書に好感を覚えるところでもあります楽しい
さて、この章ではグラビアとファッションのポーズを両方できるモデルを迎えて、
雰囲気のつくり方を学びます。
ファッション誌系は、アイテムやコーディネートを見せるために「引き」が基本になり、
グラビア系は、人物やチャームポイントを撮るために思い切り「寄る」、
主な違いはそんなところです。
このページを見ていてあらためて思ったことは、服装の色づかいの大切さ。
はっきりとしたメイン色、それを引き立てるためのサブ色や背景の活かし方。
勉強になります!
幼児はまだ園服に帽子というナイスなアイテムまで付いていてばっちりなのですが、
小学生や中学生って着る服が淡色だったり、上下同素材だったり、
ジャージだったりで、もうたいへん汗
「一番派手でしっかりした生地の服、着て来て!」なんて言っています。
自分もどんな服を着て来られてもいいように、背景との組み合わせを勉強しなきゃ。
────────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。

タイトル(4)★★★★
「人物を」「おしゃれに撮る」という多くの人の関心が高いタイトルになっています。
オビにある「女の子がかわいいと思う『赤文字系ファッション誌風ポートレイト』とは?」
あたりの表現も用途が具体的で利いています。
細かいところですが、「ポートレイト」?「ポートレート」?はたまたどちらでも良い?

ナレッジ(1)★
読む側のスキルが要求されるので、
はっきり言って私のようなまるで機材を知らない人が読んでもだめです。
ポージングという切り口からは、「見て感じる」ヒントはままあるものの、
ヒントを体系化してノウハウレベルでまとめているわけではないので、
やはり本棚の彩りとしての要素が強いかもしれません。

スキーム(0)−
本シリーズには毎回、特集テーマのようなものが設定されていますが、
冊子全体を通して明確な文脈があるかというとそうではありません。
著者のテクを細切れに学んでいく感じです。良く言えば飽きないですのですが‥

総合(1)★
もう、本当に読む人の立場によります。
カメラ初心者の方は、彼や彼女と旅行に行く前に読んでおくことをおすすめしますおはな


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| マーケティング/プロモーション(PR・撮影技法) | 21:52 | comments(0) | - |pookmark
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