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「企業価値を高めるコーポレートサイト戦略」セミナー (ネットイヤーグループ/石黒不二代・佐々木裕彦)
大人数の時と少人数の時、
プレゼンをするならどちらの方が緊張しますか?
私は断然、「少人数の時」ですワッ!
おそらく1人1人に理解してもらいたいという想いが普段よりも強くなって、
いちいち聞く側の反応を気にしてしまうためだと推測されます。
反応がいまひとつだと、
「あれ、つまらないのかな。よし、この先にもっとおもしろい話を用意してあるから、
そこまでは駆け足で行こう」と思ったら最後。
早口になって聞き取りづらくなる上に、言葉の重みもなくなって印象に残りません。
そんな状態でヤマ場に引っ張っても、相手は聴く態勢を示していません。
自分のペースで話せていない時点で、場に飲まれてしまっているわけです。
気をつけないとついつい(悪い意味で)相手に合わせてしまうのです。

これに対して大人数を前にした時、
たとえばイベントやセミナー等の大規模な催しの司会をする時は、不思議と緊張しません。
緊張しているのかもしれませんが、自分でそれを感じることがなくて済みます。
少々派手なパフォーマンスをしても相応に見えてしまいますし、
時間内に言うことが決まっているため、無理に変更しようとは思いません。
私は断然、大舞台の方が好きなのです。

今回講師を務めたネットイヤーグループのおふたりは、
非常に高いプレゼンスキルをお持ちでした。
むしろそちらが気になってしまい、気づいたことを書き留めていたので、
今日のブログの内容は薄いかもしれないです‥

プレゼン分析については少し長くなるので、個別評価の「講師」をご参照ください。
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■講演の要旨

*石黒氏「企業サイトのブランディング」
【ネットイヤーグループの活動】
・サイト構築、ブランディング、マーケティング戦略策定、等々
【強いブランドをつくる条件】
・Commitment、Consistency、No-compromise、Uniqueness
【ウェブブランディングのポイント】
・中計を反映している
⇒事例:東京海上日動〜CSR戦略の一環として
―コーポレートサイトのグローバルナビゲーションに「安心Worldナビ」を配置
・ユーザーエクスペリエンス
⇒事例:Nikon〜写真共有サイト「Fricker」にて
―新機種D80をユーザーに渡して写真を撮ってもらうキャンペーンを実施

*佐々木氏「コーポレートサイト戦略」
【経営との一体化】
・組織変更、事業再編等の経営戦略の変更をいち早くキャッチしていなければならない
【サイト構築のプロセス】
・サイトコンセプトの策定⇒要件定義⇒コンテンツ制作
【設計の段階】
・戦略⇒要件⇒構造⇒表層
【市場の変化】
・顧客接点の多様化
・ウェブサイトが企業の公式の接点になる
・CM、雑誌、店頭、クチコミ、CGM等のタッチポイントの中で、ウェブサイトが中心軸となる
【消費者を参加させるマーケティング展開】
・商品開発⇒事例:「空想生活」
・宣伝⇒事例:「mixi」
・理解促進⇒事例:「価格コム」
・販売⇒事例:「アマゾンアフィリエイト」
・サポート⇒事例:「はてな」
・「創る人&売る人」と「買う人&使う人」の境い目はなくなる
【マーケティング予算のシフト】
・メッセージからエクスペリエンスへ

────────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。

内容(3)★★★
どちらかというと普段忙しくてじっくりとサイト戦略について
頭を回す余裕が無い経営層に聞いて欲しい内容でした。
「とにかく全体戦略、事業部門横断的に取り組むんだ」と
佐々木さんがおっしゃっていたのが印象に残っています。
会社の事業がいわゆるIT領域の場合、
全社的に取り組むことには理解が得られやすい環境にあります。
ところが、非IT系の場合はどうでしょう?
システム開発、コンテンツ企画、メディア運営、経営、
すべて別々のところで動いていないでしょうか。
これではせっかくの社内のリソースが拡散するばかりでなく、
会社としてのブランドイメージが統一できなくなります。
取りまとめをする経営側の配慮と、
お互いに部署間で情報を取りに行くスタッフ側の努力が求められています。

講師(5)★★★★★
このセミナーに出て講師のプレゼン技法をメモっていた変人はたぶん私だけでしょう‥
こういう技法って周りのうまい人に影響されるものだから、
今回私がメモりまくっていたということは、
私の会社では‥あ、いやいや、うまい人もいますマル秘

*石黒さんのプレゼン技法*
「私たち」・「あなた」という呼びかけを多用していました。
聴き手はどうしても話を聞いているうちに、関心が外れていきます。
全体のテーマに興味を持っていても、個別のテーマで関心の無い箇所が出てきたら、
「あれ、帰りの電車何時だっけ」とか気になり出します汗
これはどうしても自然なことなので、
講師はテーマに沿って話しながらも常に聴き手の注意を向けさせなければなりません。
石黒さんは、ピンマイクで両手を自由にして、
サイドの講師席も端に避けて、演台の中央に立つスタイルで講演されました。
嫌でも目に入ります!
聴き手の注目を集めるパフォーマンスは、
もし自信が無い講師が行えば自殺行為です。
あえてフリースタイルで演台に上がり、
言葉ひとつで注意を引きつける技術に感銘を受けました。
声がとても聞き取りやすいのも、話に注目できる理由のひとつです。
石黒さんはひとつひとつの言葉に息を吹き込むような表現力をお持ちでした。
たとえばある事例を評価して、「すごく良かった」と言う時には、
「すごーく」と驚きのイメージを言葉に付加します。
また「あんまり良くなかった」と言う時には、
「あんまり‥」と残念な思いを言葉に込めます。
抑揚は使いすぎると聞き苦しくなってしまうもの。
いかにバランスをうまく取るかが発声の妙なのだと思います。

資料(3)★★★
それぞれの講師のレジュメが1部ずつと、
会社のサービス案内ペラ1枚が配布されました。
レジュメの役割は大きく2つあって、
講演時の良きナビゲーションであることと、
家に帰った時に復習できるような内容になっていることです。
講演に集中させるため資料は徹底的に抜く方法を採る講師は最近多いですが、
口頭の情報量が多いと書き取れなくなって話にも集中できなくなるので、
データやナレッジはせめて項目だけでも落とし込んでおいて欲しい
というのが聴く側の本音です。
講師のおふたりはこの原則に則って、配布資料を構成している印象でした。

時間(3)★★★
19:00-19:45 石黒さん講演
19:45-20:45 佐々木さん講演
20:45-21:00 質疑応答
質問の時間がとても短く、3問くらいで終了しました。
質問時間を短くしておいて正解だったと思います。
テーマがウェブサイトのブランディング・マーケティングといった戦略面の話だったので、
あまり誰でも彼でも手が挙がるものではありません。
ぎりぎりまで講師の話を聞ける無駄のない進行でした。

費用(3)★★★
戦略面の話は、ナレッジを明日からどう活かすかというよりも、
常に念頭に置いておくべきことを理解するというものです。
参加費5,000円は人によっては高いと感じるかもしれませんが、
意識の高い人には妥当な金額だと思われます。
クオリティの高いプレゼンを見ることができたという視点からも満足です。

総合(3)★★★
実は私自身が会社で1人でサイト運営をしていることもあり、
今回の講演は危機感を持って聞くことができました。
会社のイメージを守れるように、各担当者が結びついて、
デザイン、インターフェース、コンテンツ、メッセージの仕様に
常に気を配る体制づくりこそ大事なのだと学びました。


JUGEMテーマ:ビジネス


| ネットビジネス(業界・起業家・ウェブマーケティング) | 22:07 | comments(0) | - |pookmark
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