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「ユーザー参加型サイトにおけるクチコミパワーの活用事例〜旅行のクチコミサイト・フォートラベルのケース〜」セミナー (フォートラベル/請川貴之)
WEBサイト制作で悩ましいこと、
それは「曖昧さを許さない」構成になっていることです。
たとえば、紙のメディアであれば、
雑誌『Number』のように活字雑誌も読むことができます。
でも、WEBで同じような文字びっしりの表現はできません。

ポータルサイトを見る時に、ひとつおもしろい見方があります。
「日本地図」を見ることです。
多くのサイトではトップページに検索用の地図を置かれています。
これで何がわかるか?

運営者側になってみるとわかるのですが、「日本海の異様なまで空き」が怖いのです。
そのため、各社いろいろな工夫をしています。
日本列島を斜めに引き伸ばしてみたり、
沖縄を日本海ゾーンにピックアップしてみたり、北海道を日本海ゾーンに切り分けてみたり。
とにかくそれほどまでに「日本海」は強敵です。
(私自身は適当な文字情報を置くことが一番無難だとという結論に達しています)

フォートラベルを初めて見た時に、
地図(日本/世界)が見にくいことが気にかかりました。
よく見ると後ろに写真が敷かれています。
しかもphoto by XXXXのように、どうやらユーザーが撮った写真を載せているのです。
私は旅行にまったく興味が無い人間ですが、
これはユーザーが喜ぶだろうなと直感的にわかりました。
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ポータルサイトは、差別化を図ることが難しいサイトタイプのひとつです。
検索機能や会員システムはほぼ同じ。機能面では差を出せません。
自然と、
・顧客数で勝負するか(営業力)
・内容 で勝負するか(企画力)
・宣伝量で勝負するか(宣伝力)
というところで各社のカラーが決まってきます。
フォートラベル最大の強みは、企画力にあると思います。
上記の要素のうち、最もキャッチアップされやすい部類に入る強みですが、
「見せ方」が非常にうまい。
旅行記というブログ機能+コミュニティ機能をメインにしていて、
渡航マップや項目別ランキング、Q&A掲示板というように、
すべてのコンテンツが個人に紐づいており、「つながっている」感を演出しています。
旅行にさえ興味があれば(^^;
おそらく自然と続けたくなります。
講演でもこの部分に関しては、
・人に自慢したくなる仕組み
・人に見られていることを感じる仕組み
を意識してつくっていることが語られました。
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■講演の要旨
【会社概要】
・03年10月設立
・05年1月カカクコムグループへ
・07年8月ヤフーと資本提携
・従業員数32名
【事業概要】
・ユーザー(旅行者)とサプライヤー(旅行業者)でつくる旅行ガイド
・旅行における消費チェーン全体をカバーする
・添乗員時代に、旅行者が「しゃべる場」に飢えていたことにヒントを得た
【サイト実績】
・2004/01/01〜開始
・月間PV(3137万)
・月間UU(221万)
【収益モデル】
・タイアップ広告(企業との共同企画)
・バナー広告
・アフィリエイト広告(予約サイトへの誘導)
・クリック課金広告
・リスティング広告(ツアー検索)
【成功要因】
(1)ネット広告への理解が進んだ
(2)インターネット/旅行への知識・経験があった
────────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。

内容(3)★★★
有報のように表だった情報が出ていない会社なので、
ビジネスモデルを把握するにはこういう機会しかありません。
私自身、今も壁にぶち当たっているのですが、
サイト運営=広告収入ということになってくるので、
初速をどうつけるべきかは非常に難題です。
フォートラベルでは早い時期からコンセプトを明確にし、
広告が育ちやすいコンテンツ開発を心がけたことが今につながっています。

講師(3)★★★
請川さん自身がすごい話し手かというと、
必ずしもそんなオーラは出ていないのですが、
とても場慣れした話し方をされる人という印象を持ちました。
準備がしっかりしていたことが成功要因だ思います。
自分たちの思いを述べる⇒サイトでいうとどの部分か画面を見せるというように、
あらかじめ解説するページが用意されていて、まごつきが無い話のはこびでした。

資料(2)★★
話にムダが無かったこと、スライドでしっかり情報が整理されていたこと、
このことを考えれば資料に問題は無いです。
ただ、サイトのコンセプトのみの掲載だったので、
「もっと媒体資料に近いものがあってもよかったな〜」と思います。

時間(2)★★
講演自体はムダがなかったのですが、
参加者からの質問タイムが相当にムダでした。
・1人の人からの質問数が多かったこと
・なおかつ回答に対して掘り下げてしまうこと
この2点がとても気にかかりました。
セミナーは参加者も含めて全員でつくっていくものだとあらためて感じました。

費用(2)★★
参加費5,000円は決して高くありません。
ただ、質問タイムの内容を考えると、もっと講師の話を聞きたかった!のが本音です。
私が傾倒している「徹底してユーザーが参加したくなる仕掛け」の数々について、
ひと通りの説明は聞けたのですが、もっとゆっくり聞きたかった‥

総合(2)★★
自分自身がいま一番注目しているサイトであり、
かつて無いほど期待値が高かったセミナーなので、
必要以上に情報を求めてしまったのかもしれません。
「コンテンツ面」や「起業面」についてはもっともっと知りたい!!
そんな期待含みの★2つです。


JUGEMテーマ:ビジネス


| ネットビジネス(業界・起業家・ウェブマーケティング) | 00:34 | comments(0) | - |pookmark
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