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転職に満足している6割に確実に入る方法 (谷所健一郎)
開始2分で泣ける映画。
「母べえ」、ヤバいです。

冒頭、吉永小百合の「はい」という相槌から始まるのですが、
その時点で既にうるうるっとキてしまいました。
若いうちに活躍してあっという間に華がなくなってしまう女優が多い中、
小百合さんは寅さんで演じた詩子さんとはまた別の、
華やいでいるだけでない深みがあっていいです。

志田未来がセーラー服で登場した時は、
「すわ14歳の母!?」とつっこみましたが、
この映画に登場する女優さんは本当に魅力がありますね。
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この映画、学校の道徳の授業で見せられないでしょうか。
平和について学習する時、戦中のビデオを流しますよね。
そこでは、「日本がどれだけ悲惨な目にあってきたか」を紹介するのみで、
どんな時代だったかがよくわかりません。

映像教材の場面を思い返してみると、空襲・爆撃・血の海・闇市、
こんな光景しか思い浮かんでこないのです。
今の子どもたちの状況とあまりにもかけ離れているため、
映像のインパクトはあっても、たぶん心から共感させるのは難しいでしょう。

それよりも、「生きているのが辛い」と綴った志田未来(長女役)の手紙の方が100倍響きます。
いくら現代が戦中と比べて自由があるといっても、
「生きているのが辛い」のは今の子どもたちもそう感じるはずだから。
辛い中でどんな生き方を選べば良いか、どんな風に人と接したらいいか、
よくよく振り返るいい機会になります。
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転職というと、「そこまで時代は自由になったのか」と言われてしまいそうです。
でも、3年で新卒の3割強が離職している実態は、
決して今も人生が自由ではないことの裏づけと言えます。
母べえの登場人物が信念を持って生きたように、
転職者にも信念が必要なことがわかるのが今回の1冊です。
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■本書の構成
第1章:転職で失敗する要因
第2章:転職すべき人の要件
第3章:転職してはいけない人の要件
第4章:転職前の現職への向き合い方
第5章:転職媒体の活用方法
第6章:応募先企業の対応の見極め方
第7章:職務経歴書の位置づけ
第8章:面接の受け方
第9章:内定後の内定企業との接し方
第10章:入社後の心構え
最終章:総括
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■立ち読みのポイント

⇒第2章【転職に値する人の基準】
私の場合、バイト経験を含めて人間関係でまったく悩まなかった勤め先というのはありません。
ただ振り返ってみると、不思議とあの時けっこう楽しかったなという印象に変わっています。
読者の皆さんも様々な職場で苦労されてきたのではないでしょうか。
100%楽しい職場は無い。
それをわかった上で転職をしなければいけない。
第2章では、こんな場合であったら転職を考えても良いという基準が示されています。
人間関係で悩んでいる場合、判断が難しくなります。
一般的には我慢せよという論調が多数占めていますが、
言葉の暴力を苦に自殺した方がいる現実を知ると、
「堪え性のない奴だ」で済ませては解決になりません。
本書では、
・オーナー企業の経営者と合わない
・1週間に1度も笑えない
という具体的な基準を出して、転職を薦められるケースとして挙げています。
人間関係は辛さの程度が本人しかわからないものなので、
こうした具体的な基準を提示している点が類書より一歩優れているところです。

⇒118ページ【人材紹介会社を使う時の注意点】
紹介により転職が成立した場合に、
企業から紹介会社に支払われるフィーが安くないため、
企業側も利用には慎重という見方が示されています。
成功報酬型は企業ウケはいいものの、
応募者としてはこうした事情を踏まえた上で
紹介会社を使うべきか独自に応募すべきか判断した方が良いでしょう。

⇒158ページ【面接の回答時間】
面接の時間の流れ方は独特です。
営業職の人は商談とも置き換えられますが、
プレゼンともまた違う雰囲気があります。
違いは、説明する時間の長さ。
面接は基本的に会話形式になっているので、
長い説明が好まれません。
私は面接者と応募者の両方を経験した結果、
応募者からすればだいぶ物足りないくらいが面接者としては丁度いいと思っています。
本書では1問30秒を目安にというアドバイスがあります。

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それでは5点満点での評価です。

タイトル(2)★★
タイトルになっている「6割」の根拠が出ていないのが残念。
何某かのアンケートで出てきた回答なのか注意して読んでいたのですが、
インパクト重視のタイトルのようです。
推測すれば、
転職に満足しているのは半数ちょっとなのだから、
ぎりぎりのラインをこの本のナレッジで補おうよ、と読めますが‥
これに対して、カバーはとても評価できます。
白地で赤と黒のタイトルを使っており、
平積みになっているととても目立つ!
転職本はたくさんあってカラーがうるさい中、
白をベースにした装丁は、してやったりです。

ナレッジ(2)★★
ところどころいいナレッジが登場します。
それが立ち読みのポイントでも取り上げた部分です。
しかし、全体を通して著者のエッセイ化しており、
全編で似たような説明が繰り返し登場しています。
不安な転職者は全部読んでもいいでしょう。
時間が無い転職者は流し読みをおすすめします。

スキーム(1)★
いわゆる転職本は、
手続きや書類の作成方法について記した「ノウハウ系」と
転職に至る心構えを説いた「メンタル系」に分かれます。
本書は後者。
メンタル系はさらに、
「今のところでがんばってみなよ」という「慰留系」と
「転職は貴重なオプションだ」という「応援系」に分かれます。
本書はどちらかというと後者。
ただ、項目により慰留でもあり応援でもありと軸がブレているので、
著者の論調が非常に読みにくいくるりん
逆に一貫性の無さが1度で2度おいしい側面もあります。

総合(2)★★
頑張って立ち読み、がおすすめ。
買うほどでないです。


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| 人材マネジメント(採用・研修・転職・モチベーション) | 23:09 | comments(0) | - |pookmark
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