<< なぜ、ネットでしかヒットは生まれないのか (津谷祐司) | main | なぜゴルフは練習しても上手くならないのか (児玉光雄) >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |pookmark
やる気ハックス (佐々木正悟)
評価:
佐々木 正悟
あさ出版
¥ 1,365
(2008-06-11)
想像してください。
木曜日の14時すぎにランチから会社へ戻ってきて、
週明けの会議の資料を作成するため、パソコンへと向かい合います。

‥考えただけでも眠くなるシチュエーションですね。
遅めのランチ、無意味な会議のための資料作成、パソコンでの作業。
睡魔に勝てませんわな。打ち勝つ要素が何ひとつ見当たらない!
こんなとき皆さんはどうしてるでしょうか‥?
コーヒー? タバコ? トイレ? ケータイ?

今のシーンをもう少し深く考えると、
眠くなるのに2つの要因が隠れています。

1)仕事のデッドが直近ではない
2)報告や確認等での”人”が絡んでいない

そうはいってもデッドも人も関係がない仕事をしている俺はどうすれば‥
という幸せな方は、本書のハックを実践してみるのも手です!

──────────────────────────────────────
■本書の構成
第1章:朝のやる気を引き出すハック
第2章:人を使ってやる気を引き出すハック
第3章:自分の企画でやる気を引き出すハック
第4章:飲料やPCツールでやる気を引き出すハック
第5章:時間をコントロールしてやる気を引き出すハック
第6章:気持ちを緩和してやる気を引き出すハック
──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント

⇒84ページ【月曜の夜にイベントを設ける】

金曜の夜のウキウキ感と、日曜の夜のユウウツ感の落差はけっこうあります。
サザエさん症候群という言葉もありますが、
今はサラリーマンNEO症候群(NHK日曜23時)の方がしっくりきますね。

この差はいったい何か?
答えは「期待感」の差です。

金曜なら、土日に(たとえ)何か用事が入っていなくても、
「何かおもしろいことがあるのでは?」と期待を持つことができます。
今からだって友だちを誘うこともできる。
ところが日曜にはそれができない。来週の予定になってしまう。

ここまで普通の人の思考パターンです。

本書では、月曜の夜にイベント(レストランへデートに行く・ケーキを買って帰る)を設け、
脳にメリットを感じさせることで、
仕事にうまく取り組めるようになるというハックが紹介されています。

そう、本来楽しいことはいつ設定してもいいはずなんです。
平日の仕事がきつい人は、なおさら平日を楽しまないとやってられないですよね。

私自身はこれを応用して、火曜にイベントを設定することを心がけています。
理由として、月曜は誰でもけっこう忙しいし、それとなく時間は過ぎていくのに対して、
火曜は先を”考えて”しまうととても憂鬱になるからです。

この方法は割と効果的で、火曜だめだったら水曜・木曜‥とずらしていくことで、
モチベーションを一定に保つことができます。
木曜までくれば、あとは週末に預けることもできます。

もともと無い用事をつくっているだけなので、
実現されないことでフラストレーションがたまることもありません。

ただし、「(親しい)人と会う」用事はちょっと微妙です。
万が一仕事が押すとそっちが気になっちゃいますし、
できれば自分ひとりでどこかへ行く用事の方がよさそうです。

──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。

タイトル(3)★★★
タイトルは直球ですね。
表紙のフォントや本文のイラストが柔らかさを出していて、手にとってみる気になります。
これがタイトル:「モチベーションハックス」&硬めの装丁にしていたら、
ライトターゲット層はほぼ手に取らなかったことでしょう。

ナレッジ(3)★★★
ハック=ナレッジ本なので、具体的な手立てが満載です。
でも人によって、「既にわかっている」、「使えない」ナレッジも多々あるはずで、
私自身も立ち読みの時と比べて、「思ったより(自分が使える)内容が薄かった」印象です。

スキーム(2)★★
テンションが上がりにくい朝の対策から始まる流れは秀逸です。
さらに、朝・人・モノ・時間というように、
章の冒頭でテーマに対する考え方を示しているところも気を配られています。
しかし、全体を通しての理論・理念は薄く、
”ノウハウ本だったな”という印象が先行してしまいます。

総合(2)★★
頑張るために仕掛けが必要だなんて、せちからい話ですよね〜。
本書前半でも紹介されている「満員電車に乗る」なんて
事実そのものは変えられないですし。
肝心なのは、”自分から”避けられないものに向き合う態度です。
イベントを考えている時の幸福感や、多様な選択肢を持っているという安心感が、
たとえ嫌なことがあっても前を向かせてくれます。
そのためにも、”自分から”動いていることが重要です。


JUGEMテーマ:ビジネス


| 人材マネジメント(採用・研修・転職・モチベーション) | 23:50 | comments(0) | - |pookmark
スポンサーサイト
| - | 23:50 | - | - |pookmark
Comment
コメントする