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お笑い芸人の合コンに学ぶ心理戦術 (やるせなす/中村豪)

TBSでウンナン司会の『ザ・イロモネア』が放映されてます。
芸人さんが舞台に立って、
モノマネ、ショートコント、一発ギャグ等々のお題に挑戦し、
観客を笑わせていく番組です。

素人を笑わせるという構成では、
テレビ朝日でタカアンドトシがやっている『お試かっ!』でも、
やはり、オヤジ世代の観客、女子中学生の観客、というように、
新しいネタをフレッシュな層にぶつけていくという点で同じです。

注目したいのは、
両番組とも笑いをトータルで判断しているところ。

『イロモネア』では、各お題ごとに笑わせるべき人数が決まっており、
制限時間内で何回でもネタを披露することができます。
時間ぎりぎりになると芸人さんも焦って
とにかく思いつくものすべて仕掛けてくるところが見どころ。

『お試しかっ!』では、完全に準備されたネタを披露する形にはなりますが、
次々とネタをスイッチしていって、
やはり制限時間内で何人まで笑わせることができたかをウォッチします。

私たちが見ている芸人さんは、いつも完璧な状態でテレビに映ってきました。
ネタ見せ番組の代表格である『エンタの神様』では、
ネタが決まるまで何度も撮り直しをするそうです。

この流れに反するかのように、
”その場で”いかに笑いをつくれるかが試される番組が出てきたように思えます。
(ウッチャンナンチャンがつくる番組はその意味で当時すごかった)

その場の笑いといえば、合コンは最たるもので、
取り立てておもしろくない私のような男子にはある種の試練でもあります。

でも、デートが1対1なら、合コンはチーム戦。
いかにして皆で場を温めることができるかが重要です。

そのために自分が何をすべきか!?
笑いの神である芸人さんに学ぶのが今回ご紹介する本です。

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■本書の構成

序章 :席による攻め方の違い
第1章:着席〜乾杯までの笑いの取り方
第2章:会話の弾ませ方
第3章:恋ネタ・下ネタの振り方
第4章:ピンチの切り抜け方
第5章:優しさ・フォローの入れ方
第6章:タイプ別女子の攻略法
第7章:女子との距離感の取り方

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■立ち読みのポイント

⇒72・82ページ【 すべてをフリと考える 】

芸人さんがすごいのは、
「どんな状況からでも笑いに変える」タフさを持っていることです。

よく見ていると、編集を経てオンエアされている番組ですら、
「その笑いはちょっとな‥ウケてないじゃん」というコマが必ずあります。

たとえば『アメトーク』で、誰かが熱く語り、観覧席のお客さんはシーンという状況が発生する。
普通に考えるとちょっと冷えます。

でも、ケンコバあたりが、ネタを広げたり、芸人につっこんだり、自分で落としたりして、
最終的には笑いに持っていきます。

たぶん100発100中の笑いはどんな芸人でも難しくて、
「笑ってもいい空気」をつくることの方がもっと大事なのでしょう。

本書では、合コンの開催場所:飲食店ならではの利を活かして、
注文・料理を使って笑いを取る方法や、
盛り下がったときの挽回ネタが紹介されます。

すごいのは、
・反応がない
・しゃべらないコがいる
といった究極の場面(私が”カテナチオ”と呼ぶ状態)でも、
そのことをフリとして笑いを引き出す方法が書かれています。

普通に考えたら、
合コンのような初対面で人と仲良くならなければいけない場所って
とてもストレスがかかるもの。

本当の笑いの本質は、
ただ人をからかったり、言葉のゲームを楽しむ”面白さ”ではなく、
その場にいる相手を安心させる笑いなのでは、ということに気づかせてくれます。

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それでは5点満点での評価です。

タイトル(4)★★★★

この本を手にした直後の先日、
おしゃれな映像でデートプランを紹介する番組『恋愛百景』(テレビ朝日)で
著者の中村さんが合コンの虎の巻を語る回が放映されました。
自然なトークのシーンも多く出てくるのですが、‥とにかく言っていることが可笑しい。
本書は、「ぼくらこんなコンパをやっています」というスタンスではなく、
「こういうコンパはどうでしょうか」というスタンスで語られているので、
タイトルも中身を読む気にさせてくれるいいネーミングです。

ナレッジ(5)★★★★★

例として紹介されているコメントが本当に笑えます。
そのまま使うかどうかは別として、
シーン別に紹介されていますので、
自分の中でいろいろとアレンジをきかせることが可能です。
「話さなきゃ」だけでは合コンの場は持ちません。
周りのあるもの・相手の性格をよく見て、
その場にあるすべてをいかに引き出すかが勝負のカギです。
ただの場しのぎのテクニックではなく、
本番で発揮できる力を身につけるヒントを得られます。

スキーム(1)★

合コン本にありがちな構成力は弱さが本書でも目立ちます。
入店〜本番という時系列に沿って編集されてるところは良しとして、
ナレッジがかなりばらばらに登場するので、読みにくく、かつ後から探しにくいのです。
重複するナレッジをある程度絞ってまとめるとだいぶ締りのある構成になるのですが。

総合(4)★★★★

今までの合コン本は、「いかにして笑いを取るか」が命題であり、
こんなテーマで話せ、タイプ別にはこう攻めろ、みたいなものが紹介されました。
合コンに行っていて思うのは、「そううまくいかねーぞ」と。(笑)
これらはすべて相手のノリがよかったときのもので、
一発勝負の合コンでそうそうグループの相性が合うわけではありません。
そう考えると、「いかにして盛り上げるか」よりも、
「いかにして盛り下がらないか」という観点はすごく重要です。
本書ではむしろ、いかに自分たちが面白いかをほのめかすことよりも、
いかに相手を引き出すかという視点でテクニックが語られており、
これこそどんな場面でも応用が利くものだと思います。


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