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人に好かれる笑いの技術 (アスキー新書/鶴間政行)
JUGEMテーマ:ビジネス



営業にとって一番大切なものは何か?と訊かれたら、
迷わず「自信です」と答えます。

では、ビジネスにおいて一番大切なものは何か?と訊かれたら、
皆さんはどう答えますか?


色んな回答ができます。
リーダーシップ、ホスピタリティ、協調性、交渉力、調整力‥


その中で私がどうしても外せないベスト1を上げるとしたら
「ユーモアセンス」だと思っています。


新卒で入りたての頃、こんなことがありました。
当時(新卒なのに)SVのような仕事をしていて、
しかも前任者の急な降板で本来新人が担当しない厄介なFCオーナーを担当していました。


車で高速を飛ばして会いに行くのですが、
交渉事がスムーズに行くと思えず、かなり重たい気分でいました。


と、そのところ、中途入社でチームサポートに加わった開発スタッフの方が、
「まあ落ち込むな。これでも聞いてけよ」と言ってCDを手渡してくれました。
―見るとトランスのCDです。


「まじっすか!?アゲアゲな感じで行けと?わかりやした〜」と言って
玉砕するまではその状況を笑いながら車を走らせたものです。


よく聞いてみると、その開発スタッフの方も営業同行で
苦手なオーナーのところに行く時に気を紛らわすために聴いていたそうです。


その時に思ったことは、
「状況がどうあるか」よりも「状況をどう感じるか」が重要なんだということ。
こんなユーモアセンスは自分にはなく、
その人のありがたさを身にしみて感じました。


営業をしているとどうしても数字合わせやお客様とのやり取りの部分で
ぎすぎすしてきますから、
チームの中に必ず1人はこうした楽天家を置いておくべきです。


逆に自分自身もユーモアセンスを磨くことで、
自分の身を守ることができます。


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■本書の構成


第1章:息が長いタレントの魅力(小堺一機、関根勤など)
第2章:欽ちゃん流教育法
第3章:企画の発想法
第4章:要領いいコミュニケーション力を磨くためのトレーニング法


──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント


⇒138ページ【 過去の話より未来の話 】


旧友と話す時に、
どうしても「こんなことがあったよね」という会話に落ち着きます。
もしくは昔使っていたボケをもう一度引っ張ってきたり。
気心が知れすぎている分、会話はマンネリ化してくるのが悩みのひとつです。


著者の見立てでは、
「過去志向の話はそこで終わってしまう。会話は未来志向で」ということです。
どういうことかというと、たとえば本書の中では運動会を例にとって、
自分たちの運動会を話すのではなく、ブラジルの運動会を想像してみよ、
そこから新しい発想や会話が広がる、というアドバイスが記載されています。


なるほど、会話は「新しく想像する領域」がないと続きません。
だから私たちは最初に質問をしてその糸口を見つけます。


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⇒147ページ【 会話を発展させるトレーニング 】


著者がよくやっている日常の挨拶を使ったトレーニングが紹介されます。
以下、本書から抜粋のうえ要約したものです。


「おはようございます」
「おはようございます。おや、どちらさまでしたっけ?」
「源頼朝です」
「失礼しました。いい国づくり大変だったでしょう?」
「妻の北条政子と力を合わせてがんばりました」


さて、ポイントはまず「いい国づくり〜」のくだりです。
頼朝に関するネタで次につなげようとしています。


そしてそれを受けて頼朝が話に乗っかることで政子が登場する。
延々と続きそうです。


私たちは通常、会話の切り口に目を向けがちです。
ここでいうと「どちらさまでしたっけ?」「頼朝です」のところ。
これだけでもおもしろいと思ってしまう。


でも芸人や放送作家の人は、
そこからどう笑いを発展させるか常に考えているんだな〜と
学ぶことができる事例です。


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それでは5点満点での評価です。


タイトル(2)★★

シンプルかつ笑いを学びたい人の欲求に答えるタイトルづけになっています。
新書なので問題ないのですが、
特にひねりも感じないので★2です。


ナレッジ(2)★★

タレントの笑いを分析(ネタの分析ではない)する点では、
第1章では類似本に無い人数が取り上げられています。
しかし、人数の割に分析はさらっとなので、
ここはもっと深堀りして欲しかったな〜という印象です。


スキーム(2)★★

欽ちゃんからの教えを大事にしている著述で、
頭から読み出すとややじれったい感もあります。
私は即物主義なので、第3章・第4章から読み始めました。
新書なのでサクサク読みたいですね。


総合(2)★★

後半に思考力を鍛えるトレーニングもたくさん紹介されていますが、
やはり笑いへの”姿勢”を学ぶ意味合いが濃く、
このブログで紹介している類似本への慣らしとして
読んでみるといいと思います。


| ヒューマンスキル(コミュニケーション・話し方・人脈づくり) | 21:04 | comments(0) | - |pookmark
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