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投資効率を100倍高めるビジネス選書&読書術 (藤井孝一)

評価:
藤井 孝一
日本実業出版社
¥ 1,575
(2008-10-23)


意外なことに、「ブログをやっている」ことはけっこうインパクトがあります。
私の場合、ブログのテーマ以上は明かしていないのですが(恥ずかしいじゃないですか〜)、
相手から興味を持って質問されます。


思えばブログって時間をかけてまで公開したい趣味みたいなものなので、
趣味や特技といった通常私たちが最初に知りたい相手の情報と
よくマッチするのでしょうね。


ブログによって、その人が
「今どんなことに関心があるのか」(最近のエントリー)
「どの分野のナレッジを積み立てているのか」(カテゴリ)が明らかになってきます。
ん〜、ブログってすごい。


続けるのもまた容易ではありません。
更新しないと逆にかっこ悪いじゃないですか!(よくこんなことが言えたものだ‥)
そのへんがミクシィと違って油断ならないところです。


私の場合、ビジネス本書評をドメインにしているので、
それなりに産みの苦しみがあります。


最初の関門は、やはり1冊の本を読みきるということです。
買った本のテーマに”今”相当の関心がないと未だに最後まで読みきれません。
マンガがすらすら読めるのは続きが気になるからですよね。


↓↓ここで私なりに本書にならって選書&読書術をまとめてみたいと思います。 ↓↓


≪選書≫
  ・タイトルや装丁で気になる本は取り合えず手にとってみる
  ・まず目次を見て気になるテーマやナレッジがあるか探す
  ・気になるテーマやナレッジのところを2〜3箇所立ち読みする
  ・役立てそうだ、読み物としておもしろい、読み切れそう、を条件にジャッジをする
  ・気になる本は間を置かずその場で買う


≪読書術≫
  ・買ったらできるだけ早いうちに読む(2週間くらい)
  ・読む時間は週末や昼休み、読む場所はカフェに入る
  ・気になる箇所は赤ペンでアンダーラインを引く(読書時、赤ペンは携帯)
  ・読み終えたら赤ペン箇所を見返して特に気になった箇所に付箋を張る


こんな感じです。
たくさん読んでいても進まない本は進まないし、書けないときは書けません。
ジタバタせずに大枠で見たときに習慣化されていればよしとしています。

面倒なことをいかに面倒でなくすか、
本書では私が実践する読書術より先を行くナレッジを教えてくれます。


──────────────────────────────────────
■本書の構成


第1章:読書を始めるメリット
第2章:本の選び方・探し方
第3章:活きた力にする読書法
第4章:読後の姿勢
第5章:読書をきっかけにした人脈の広げ方
第6章:読書レポートの作成法


──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント


⇒24ページ 【 従業員貸し出し制度 】
⇒152ページ【 知識の共有 】


著者が経営する会社では、
著者の蔵書を社内で貸し出しできるそうです。
自分がやりたかったことをやられてしまったな〜という感じ。
ていうかなぜ多くの企業はこれをしない!?


本を買うのはお金がかかるので、
現実的な問題としてキャリアップに執着していないと
普通の人はそうそう何冊も買えません。


「あのテレビ番組おもしろいよ」とか、「あの店おいしいよ」とか、
私たちはメディア以上に親しい人の意見を参考にしています。


同じ企業で同じ事業領域に関わっているなら
求められるスキルは同じテーマであるはずなので、
なおさらナレッジを共有しない手はないわけです。


----------------------------------------------------------------------------


⇒94ページ 【 具体的な読書術 】


読書に最適な時間として電車での移動時間が挙げられます。
TOEICなどの勉強法本でもよく紹介されているように、
他に何もできないような状況の方がかえって読む気になるわけです。


でも、電車内で上記の読書術を実践すると問題が‥
そう、アンダーラインを引く時に手元がブレるのです。
平地を走る路線だといいのですが、アップダウンがある路線だと引き損ねます。
(授業中、居眠りした後のノートのように)
これはけっこうストレスになっていたので、カフェが最適という結論に行き着きました。


この章で紹介されている読書術は3色ボールペン方式の先を行く
”使える”読書術です。


たとえば、アンダーラインは該当箇所すべてに引くのではなく、
行の文頭に横線を引っ張って「!」印をつけるなどの工夫が紹介されます。
言われてみればなるほどなのですが、
日本人は消費が早いわりにモノを大事にする癖があるせいか、
けっこう本を汚すことに抵抗を覚えます。
(カバーの上に書店のカバーをかけるくらいだから‥)


他にも、思ったことを余白に書く、裏表紙にメモをまとめるなど、
”使い倒す”ワザがたくさん紹介されます。
結局読んだことをブログやツールで公開するとなると
振り返りのしやすさが重要になってくるわけで、
活きた読書をいかにするかはとても大事なわけですね。


──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。


タイトル(3)★★★


書店に行くと速読本や要約本が増えてきています。
それだけ短時間に良いものを吸収したいご時勢、
まともに中身を読んでられないわけです。
でも、本当に大切な本は内容をしっかりと押さえていきたいもの。
昔、予備校で現代文読解を教わったように、
自分なりにどう読むかスタイルを確立する必要があります。
著者がメルマガで読書レポートの実績をつくり、
今度はその読書術ノウハウを公開するという流れなので、
タイトルの『選書&読書術』は説得力が高まります。


ナレッジ(5)★★★★★


本は基本、自己完結型メディアのように思われます。
広告宣伝を考える時でも、
テレビよりも雑誌の方がターゲットをセグメント化できることはよく言われています。
合コンで、お笑い番組の話は出てきても、本や雑誌の話はあまりしません。
プライベート性が高いからですね。
しかしそこを逆手に取って、
人と話すときにはプライベートなことを話すほど親密度は増しますから、
同士であれば本をきっかけに話題を広げることができます。
著者が趣味としてだけでなく仕事の人脈構成にいかに本を活用してきたかにも
触れられているため、”読書”の幅を広げてくれる内容になっています。


スキーム(5)★★★★★


書評を書いている人の著作だけに、まとまってます。(私と違って‥)
ぱっと見、箇条書きでナレッジが連ねてあったり
チェックシートがついていたりして、簡潔すぎる印象を受けますが、
通して読むとそんなことはありません。
選書〜読書術〜レポート作成術〜人脈構成という流れが
この本を読むモチベーションときれいに相関しており見事な構成です。


総合(4)★★★★★


いわゆる読書ノウハウ本は身にならない傾向がありました。
「ブログで公開するといい」のようなメリットや
「細切れの時間を使おう」のような時間術の紹介に留まります。
私たちが知りたいのは、その先の「どんなブログが書きやすいのか」とか
「どんな文体なら読んでもらえるか」といった情報です。
これらはやはり著者が実際に悩んで実践していないと書けないこと。
本書はまさにこれから読書レビューを始めたい、
本を使ったプロモーションやコンサルティングを考えたい人にぴったりの1冊です。

 

| ヒューマンスキル(コミュニケーション・話し方・人脈づくり) | 21:50 | comments(0) | - |pookmark
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