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ウェディングプランナーになりたいきみへ (株式会社ブラス/ウェディングプランナー育成会)

評価:
ウェディングプランナー育成会
幻冬舎メディアコンサルティング
¥ 1,260
(2008-10)


もし外資の保険会社の営業マンになってくれと言われたら、
どんな気持ちになりますか?


とりあえず先が真っ暗な、必死な人生になりそうな気がしません?(^^;)
保険の営業というと、家族・友人は売って当たり前、
その上でどれだけ+でONできるかが問われていると聞きます。


‥ちょっと敬遠したい職業ですよね。
でも、やっている人がいます。


実は友人にそっくりそのままの立場の子がいて、
驚いたことに、あまりにも楽しそうに働くので、
「何がそんなにおもしろいの?大変じゃない?」という質問をぶつけてみました。


そうしたら、友人は自信満々に言います。
「保険ほどわかりにくい商品もない。数字もキツい。そのうえ人も辞めていく。
でも、そこで残ることができれば営業として成長できる。そんな自分を見てもらいたい」


ひるむ様子がないので冒頭の疑問も聞いてみました。
「家族や友人に売るのって嫌じゃない?」


「保険ってわかりづらいけどとても大切なもの。
だからこそ、自分が親しくしてきた人には、きっちり説明した上で納得して契約してもらいたい。
押し売りは確かに疲れるだろうけど、商品に自信があるから苦にはならない。
あと、普通に過ごしてたら再び関わることができなったような人とも、
こうして定期的にコンタクトを取ることができるのはこの仕事の特権」と語ってくれました。


ここまで語られると、思わず契約しちゃいますよね(笑)‥ダメか。
でも営業はこれくらい前向きのミッションを持っていたいものだと思いました。

友人の発言をまとめると、
・誰もやりたがらない仕事ゆえに営業として成長できる
・わかりづらい商品をわかりやすく説明したい
・親しい人との定期的な接点ができる
というミッション(やりがい)が浮かび上がってきます。


どんな仕事にも浮き沈みはありますが、
特にキツいと言われる業種/職種の中で、信念を持ち続ける姿には励まされます。


今回取り上げるウェディングプランナーという職種も、
私たちが目にする、
カウンターで華やかにカップルに対応するイメージや、
式場や披露宴会場で颯爽と場を仕切るイメージは表の顔。
裏の努力を知ることで、よりいっそう成長感のある仕事だと納得させられます。


私自身は幼児の教育サービスに携わってきた身で、
今後は小規模化していく"家族"が
どうまとまっていくかを考えるサービスが必要と考えています。

その"家族"=家庭ができていく一番最初の過程にある、
結婚に関するサービスは、きっとこれからの世紀にすごく重要で、
かつやりがいのある仕事だと感じずにはいられません。


──────────────────────────────────────
■本書の構成


はじめに:ウェディング業界のトレンド
Case1〜11:各プランナーの物語


──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント


⇒212ページ【 ブライダルサービスの魅力と特徴 】


サービス業のマーケティングの基本は、集客・継続・紹介の3点セットです。
これは学習塾でもレンタルビデオ屋でもレストランでもそう。


でもブライダルは少しだけ異なっています。
本書にあるように、「同じ人がリピーターになることはない」ことです。


この章では、本当に新郎新婦との関わりを大事にしているプランナーの物語を例に、
プランナーに大切な資質として、「人が好き」なことを挙げています。


なぜならそれが「新郎新婦の親族や友人たちが未来顧客になり得る」(本文より)から。
先ほど挙げたサービス業のマーケティングの基本における「紹介」の要素です。


たいていの人は地元で結婚式を挙げますから、
言われてみれば漠然と思い浮かべるのは自分が参列した式場が候補ということになります。
その式や会場の雰囲気は自分の判断にも大きな影響を与えます。


「新郎新婦とは一期一会、でも人を介してどこかでつながっている」ところは、
本当にこの仕事の魅力だよな〜って羨ましくなっちゃいます。


──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。


タイトル(2)★★


私が利用しているあおい書店では、業界研究の棚に置いてありました。
ブライダル関連の著作はまだまだ発行点数が少なく、
業界研究本やムックを除けば2・3点に留まります。
規模や知名度を考えると、この分野はもっと出版されてもいいはずです。
ど真ん中すぎるタイトルも、
読みたい読者が探しやすいタイトルでありいいですね。


ナレッジ(2)★★


ウェディングプランナーはやりがいがすべての職種。
結婚式という大きなイベントを取り扱う限り、必ず失敗がつきものの仕事です。
変に「どんな風に場を仕切ったらいいか」みたいなナレッジよりも
「いかにやりがいが潜んでいるか、自分だったらどう乗り越えられるか」
を知ることの方が志望者にとっては大事だと感じます。


スキーム(2)★★


読みやすい文量で、物語ごとにプランナーに求められる資質を紹介するスタイルは、
ただの自社営業マンの武勇伝ではなく、説得力があって好感が持てます。
特にプランナーが傷ついたところ、焦ったところをきちんと書くことで
リアリティのある成長記録として受け止められます。


総合(2)★★


東海地域でハウスウェディングを展開するブラスに所属している
プランナーの体験記が元になっているのですが、、
この手の本にありがちなPR要素がとことんまで押さえられていて、鼻につきません。
プランナー志望者はもちろん買いです。
他の人も読み物としてはけっこういけますよ。
同じ仕事でなくても、別の立場で頑張っている人のことを知るのって元気が得られますよね。

 

| サービスマネジメント(接客・商業施設・店舗経営) | 14:46 | comments(0) | - |pookmark
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