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「好き」を仕事にする! All About式 年収100万円アップ術 (オールアバウト編集長/森川さゆり)



ニュースをつければどこも「派遣切り」が
トップニュースで飛び込んでくる時世になってきました。
テレビでは派遣業者の人も
「仕事そのものがないから紹介できない」とあきらめ口調で嘆いています。
こういう時のための契約形態とはいえ、
若い人が貸家を追われて職を探す姿は忍びないものがあります。


最近マンガ喫茶で「島耕作」シリーズを読むのですが、
この著作では、日本と中国の労働意欲を比較して、
中国の若者が家族を養うために必死で目の前の仕事を吸収するのに対して、
日本の若者は「自分探し・自己実現」を求める傾向が強いと語られています。


たしかに主人公の島耕作は、日本を代表する総合電器メーカーにありながら、
レコード会社を手がけたり、ワインの輸入をしたり、ゴルフ事業を展開したり、
ありとあらゆるビジネスで実績をつくったことが評価され、
現在の地位(社長)がある設定になっています。


つい最近まで労働市場におけるトピックは、
「3年で会社を辞める人が3割」ということで、転職の是非が問われました。


本書でも25ページでOLの仕事満足度アンケート結果を掲載しており、
今の仕事内容で不満に思うことは、
・スキルアップのチャンスがない
・今の仕事は今後の自分にプラスにならない
ということだと紹介されています。


果たして、仕事は選ぶものなのか?選んではいけないものなのか?


著者はリクルートで「じゃらん」や「ゼクシィ」の創刊を担当された方です。
リクルートの人材育成方針を考えると、
様々なジャンルの編集に関わってきたからこそオールアバウトのような
総合型のサイト編集ができるわけであり、
この育成方針は著者に良い結果をもたらしたことになります。


私自身は転職組のため、仕事は選んでもいいと考えています。
もし業種・職種が人生で1回しか選べないとしたら
かなり大博打になってしまいます。


そしてできれば、本書のタイトルにあるように、
「好きなことを仕事にすべき」だと思います。
理由は、"勤勉さ"はキャッチアップされるものでも、
発想力や独創性はキャッチアップできないものだからです。
それが発揮されるのは本当に好きなことを仕事にしているとき。


オールアバウトのガイドの方が味わう苦労とやりがいを本書を通して知りながら、
少し自分のキャリアを振り返ることができる一冊です。


──────────────────────────────────────
■本書の構成


第1章:好きなことの専門家になるメリット
第2章:オールアバウトのガイドになるには
第3章:オールアバウトのガイドの仕事内容
第4章:ガイドになることで得られる影響力
第5章:ブログつくり方(ターゲティング・企画・ライティング・写真)
第6章:オールアバウトの新事業
付録 :自己振り返りシート


──────────────────────────────────────
■立ち読みのポイント


⇒154ページ【 タイトル・キャッチコピーの付け方 】


私は冠婚葬祭の時にオールアバウトの記事を参考にします。
その時に目を引くのは以下の2点です。
1)興味を引かれるキャッチ(見出し)
2)適度な文量で構成された画面遷移


いずれもいい意味で雑誌感覚を大事にしているのでしょう。
とても読みやすいです。


ここでは読ませるタイトル(見出し)の作り方として、
以下の7つの方法が取り上げられています。(一部、私自身が意訳)
1)共感
2)流行
3)限定感
4)網羅性
5)言葉あそび
6)挑発
7)意外性


キャッチコピー制作ではこうした"切り口"があると非常に便利です。
まだ型を持っていない方は参考にしてみてはいかがでしょうか。


──────────────────────────────────────
それでは5点満点での評価です。


タイトル(0)−


オールアバウトでガイドになれば、
年収100万〜1000万アップになるケースもあるよという意味合いで使われています。
ガイドになれることを前提にした表現ですが、
そもそもガイドになる審査のハードルが高く、
結局は本人のナレッジによるところが大きいため、
「年収100万アップ術」はどうかと…
本書のスタンスが情報提供型なのか企業広告型なのか
いまひとつはっきりしないため、タイトル付けも難しいですね。
もし情報提供型なら、
「オールアバウトのガイドが実践する専門家サイトの作り方」とか、
もし企業広告型なら、
「オールアバウトのガイドになってステージアップする方法」
あたりがいいかなと思います。


ナレッジ(1)★


本書には色々な側面から私たちを引きつけるフックがあります。
キャリアの自己啓発・オールアバウト事業の分析・ブログのナレッジ吸収。
しかしどれも中途半端でおまけ的な臭いがします。
結局、「ガイドになるには」がやはりメインで、
ここの関心が高くないと買いではないです。


スキーム(1)★


結局、「よかったらガイドになってね(申し込んでみて)」
というスタンスで最後までいくので、
本当にガイドになりたい人は満足できたとしても、
普通にオールアバウトの事業に興味があって
分析によりナレッジを得たい人には物足りない内容です。
付録として、巻末に「自己振り返りシート」が付いているのですが、
これを第1章に挿し込んで、自己啓発部分を厚くしたら
もっと読み応えがあったかもしれません。


総合(1)★


というわけであまり買いではないです。

 

| ライフスタイル(衣食住・キャリアアップ) | 22:02 | comments(0) | - |pookmark
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