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ecute物語―私たちのエキナカプロジェクト
今更ながらに、Suica便利ですね〜パクッ
買い物の時って必ず片手にバッグを抱えていますから、
左手で通勤バッグと財布を抱えて、右手で小銭と格闘することはしょっちゅうでした。
男性の場合、バッグが重い上にブリーフタイプになってしまうので、
会計時にもたつくとけっこうかっこ悪いのですくるりん

Suicaよ、ありがとうと言いたいところで、
今回ご紹介する本は、『ecute物語―私たちのエキナカプロジェクト』です。
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この本を手に取ると、まず初めに写真が出てきます。
プロジェクトスタッフの業務の様子とエキュートの内装を撮ったものです。
この瞬間、本を棚に戻したくなりました。
それほどまでに写真のクオリティが低い‥あせあせ
ところが、読み進めていくうちに扉の写真の「意味」がわかるようになり、
本当に棚に戻さなくて良かったです。
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本書は大きく3部構成から成っています。
第一幕がエキュートのビジネスモデル編。
第二幕が大宮開業編。
第三幕が品川開業編。
プロジェクトの進行を、
中心人物であるJR東日本ステーションリテイリング社長、
鎌田由美子さんの視点を中心に読み物風に描き出しています。
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■立ち読みのポイント
⇒7ページ
物語以前の「はじめに」の部分ですが、本のテイストはここで確認することができます。
夏場、エキュート館内で汗だくになって働いている仲間にエールを送ろうと、
バックオフィスのスタッフが冷房を切って仕事をしたという話。
短期的には非効率的に映りますが、
ラインとスタッフの一体感は仕事の上で何よりも大事で、
特にスタッフ側から歩み寄っている点がすごい逸話です。
このパートの小見出しである「まさにチームワークだった」は、
本書のタイトルに置き換えてもいいくらい含蓄のある言葉だと思います。
⇒197ページ
エキュート品川に入ると、すぐに2階へ上がるエスカレーターが目に入ります。
このエスカレーターをどの位置からでも見せられるように、
場所をこだわり抜いた担当者の様子が描かれます。
この例に限らず、
エキュートプロジェクトでは利用者に向けた様々な工夫が出てきます。
トイレ、床材、天井、ホーム案内のサイン‥
鉄道事業とつながっている駅ナカならではの困難が描かれます。
アイデアのすべてが客の目にとまるわけではありません。
こうして本でも見なければ客は感心してくれません。
でも、「利用者がいてくれるだけで価値あることなんだ」という想いに泣かされます。
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新規事業担当の方には非常におすすめの本です。
私自身がそうなのですが、
新規事業担当のプロジェクトリーダーが抱える孤独さ人影
よく描かれています。
新規顧客開拓では、「いらない」「知らない」「間に合っている」と言われ、
社内からは業務の不透明感から批判の声が上がります。
こうした山を乗り越えて成果をモノにした時の達成感は倍ですが、
山場でのバッシングの嵐もまた倍バッド
だからこそ仕事にはユーモアが必要なのだと思います。
もちろんユーモアを生み出すのは、チームワーク!
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それでは5点満点での評価です。

タイトル(2)
すべて読み通してからタイトルに戻ると、「安易すぎないかい?」と感じます。
普通に読んでいて鼻にツンと来るいい場面もあるので、
チームワークを全面に打ち出したタイトルだともっとよかったのでは。

ナレッジ(5)
読み物なので、ナレッジがどこかにまとめられているわけではありません。
しかし、エキュートプロジェクトのメンバーを見ていると、
マネージャーとしてどうあるべきか、
スタッフとしてどうあるべかを考えさせられます。
チームにとって、プラスのサイクルはプラス、マイナスのサイクルは4倍マイナス。
一人でも後ろ向きな人を出してもいけないから、本当にチームワークは大事です。

レイアウト(5)
この本、まるで一人の著者が書いたような書き方になっています。
これだけ多くの登場人物が出てきて、
当時の様子を詳細に描いているのはすごいです。
適度に場面の展開があって、
ほぼ1ページごとに内容がまとまっています。
見事ですかわいい
扉の写真は奥付の前がよかったかもしれません。
私は結果的に読みましたが、
初めの写真のクオリティだけで判断して棚に戻されたらあまりにもったいないので。
販売の定石からは外れますが、読み物としては後にきた方が締まります。
冒頭の「写真の意味」は、134ページに秘密があります。

総合(5)
ブログ初の5点です!!
成功者の成功談は、ともすると哲学的なものが多いのですが、
この本は感情移入できます。そう作ったのかな‥
スタッフが直面する数々のエピソードも秀逸ですが、
話をまとめきって読みやすく構成した編集者の方も相当グッジョブですイケテル
タイトルに甘さはありますが、
この本に5点をつけなかったら、いったいどの本につけるのか、
という思いで拍手を送ります拍手
| サービスマネジメント(接客・商業施設・店舗経営) | 00:29 | comments(0) | trackbacks(0) |pookmark